アントーワヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリはフランスの作家、操縦士です。
1900年6月29日にフランスで生まれ
1944年7月31日に44歳で亡くなりました。
この記事では
サン・テグジュペリについて紹介します。
サン・テグジュペリの経歴
幼少期
サン・テグジュペリは
伯爵家の5人兄弟の長男として生まれます。
4歳のときに父を亡くし、
母方の親族のもとに身を寄せます。
イエズス会の
ノートルダム・ド・サント・クロワ学院を経て、
スイスの聖ヨハネ学院で文学にいそしみました。
青年期
20歳のときに兵役をきっかけに
飛行士としての道を歩み始め
のちに航空郵便会社に入社します。
そのかたわらで、
26歳に作家としてデビューします。
自分のパイロットとしての体験に基づいた
「夜間飛行」「人間の大地」などの
名作を発表し、作家として名声を高めました。
第二次世界大戦中に行方不明
1943年
「星の王子様」出版とほぼ同じ時期に、
軍隊に復帰し祖国フランスのために戦います。
その翌年の7月31日、
フランスコルシカ島から
偵察飛行に出掛けたまま
地中海上空で消息を絶ちました。
2000年に広範囲な探索の結果、
サン・テグジュペリの偵察機の残骸が確認されました。
サン・テグジュペリ関連の著書
サン・テグジュペリに関する
著書が出版されています。
ここでは3つ紹介します。
- 星の王子様
- 夜間飛行
- サン=テグジュペリの生涯
これらの著書について
以下で解説します。
星の王子様
「星の王子様」は
サン・テグジュペリが書いた
ファンタジー小説です。
砂漠に飛行機で不時着した「僕」が
一人の男の子と出会います。
その男の子とは、
いくつもの星をめぐり、
七番目の星・地球にたどり着いた王子様でした。
刊行後、60年以上たった今でも
世界中から愛されている
サン・テグジュペリの
世紀を超えるベストセラーです。
夜間飛行
「夜間飛行」は
サン・テグジュペリが書いた小説です。
郵便飛行業がまだ危険視されていた時代に、
事業の死活を賭けた夜間飛行に従事する
人々の勇気あふれる行動を描いています。
実録的価値だけでなく、
文学性も合わせ持つ本著は、著書の代表作のひとつです。
サン=テグジュペリの生涯
「サン=テグジュペリの生涯」は
ステイシー・シフが書いた伝記本です。
サン・テグジュペリの
作品や資料だけでなく、
未発表の書簡や著者が見つけ出した
証言などを手掛かりに、世界中に
ファンがいる彼の人物像に迫った1冊です。