サミュエル・ジョンソンとは?経歴や書籍も簡単に紹介

サミュエル・ジョンソンが怒っている (白水Uブックス)

サミュエル・ジョンソンは
イングランドの文学者です。

 

1709年9月18日にイングランドで誕生し
1784年12月13日に75歳で亡くなりました。

 

この記事では
サミュエル・ジョンソンについて紹介します。

 

目次

サミュエル・ジョンソンの経歴

出生

サミュエルジョンソンは
イングランド中部の
リッチフィールドで誕生します。

また、少年期に患った結核によって
片耳は聞こえず、片目も見えず、
頭には結核菌の感染による慢性的な
腫れ物があったそうです。

 

教員になり結婚

オックスフォード大学に入学しますが、
家が貧しかったため中退し、
故郷に戻って教員になります。

1735年、
サミュエル・ジョンソンの
20歳年上であるエリザベス・ポーター未亡人と結婚をします。

 

1737年、ロンドンで悲劇を書いたり、
新聞への寄稿などを行いますが、
妻の死や経済的な生活苦にみまわれます。

 

英語辞典の刊行

1746年、サミュエル・ジョンソンに
大きな仕事が舞い込みます。

当時の辞典に不満を持っていた
ロンドンの書籍商組合が1,500ギニー
(現在の約3000万円)でジョンソンと
執筆依頼契約を交わします。

 

1746年に
英語辞典」の刊行計画を発表します。

 

英語辞典の編纂にあたり、経済的な支援を
チェスターフィールド卿に頼みますが、
断られてしまいます。

 

また、アカデミー・フランセーズさんが
フランス語辞典を完成させるのに
40年かかったことから、個人で作るのは
無理だと考えられていました。

 

しかし1755年のわずか8年、独力で
「英語辞典」2巻を完成させることに成功しました。

 

業績が評価

英語辞典を完成させたという業績により、
ジョンソンは
オックスフォード大学より文学修士を授与します。

 

その後は、小説「ラセラス」を執筆したり
シェイクスピアの戯曲集を刊行したりなど
幅広く活動します。

また、1776年には
法学博士となりました。

 

サミュエル・ジョンソンの著書

サミュエル・ジョンソンに
関する著書があるので、ここでは2つ紹介します。

  • 幸福の追求
  • サミュエル・ヂョンスン伝

これらの著書について
以下で解説します。

 

幸福の追求

幸福の探求――アビシニアの王子ラセラスの物語 (岩波文庫)

幸福の追求」は
サミュエル・ジョンソンが書いた小説です。

桃源郷のような”幸せの谷”に暮らす
王子ラセラスは、外の世界に憧れます。

王子は妹とともに谷を抜け出し
広い世間に出て様々な人と出会い
幸福を探します。

 

18世紀英国の詩人、批評家、
文献学者としても知られる
文壇の大御所」が書いた唯一の小説です。

 

サミュエル・ヂョンスン伝

岩波文庫サミュエル・ヂョンスン伝ボズウェル神吉三郎 訳プラス

サミュエル・ヂョンスン伝」は
ボズウェルさんが書いた伝記本です。

サミュエル・ジョンソンの人物像は
この著書によって広まっているといっても
過言ではないほど知られている1冊です。

 

ジョンソン博士とも呼ばれていた
彼の偉大な経歴、功業を忠実に記しています。

 

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