アリストテレスさんは
古代ギリシアの哲学者です。
紀元前384年に誕生し
紀元前322年3月7日に61歳頃
亡くなったといわれています。
この記事では
アリストテレスさんについて紹介します。
アリストテレスさんの生涯
アリストテレス誕生
紀元前384年頃、
トラキア地方のスタゲイラで
アリストテレスは誕生します。
幼少にして両親を亡くし、
義兄プロクセノスさんを後見人として
幼少期を過ごします。
アカデメイアに入門
昔から学業に興味を持っていた
アリストテレスさんは、17歳頃、
憧れていた哲学者プラトンさんの
主催するアカデメイアに入門します。
アカデメイアは、今日の大学に
似た機能を持つ学園でした。
そこでアリストテレスさんは
プラトンさんの弟子として
20年ほど過ごします。
師匠のプラトンが死去
プラトンさんが亡くなった後は、
アリストテレスさんは学園を離れて
生物学の研究に取り組みます。
しかし紀元前342年頃、
アリストテレスさんは
マケドニア王に招待され
王の息子アレクサンドロスさん
(のちのアレクサンドロス王)に
学問を教える役職に就任します。
首都ペラから離れたところに
ミエザの学園を作り、
- 弁論術
- 文学
- 科学
- 医学
- 哲学
などを教えたとされています。
国家の教育分野において活躍
その後は、
マケドニア王国の援助を受けながら
リュケイオンと呼ばれる学園の開設に参加します。
また、研究者としても
新しい哲学思想や
自然研究を発表するなど
国家の教育分野において幅広く活躍します。
その後、
引退するまでの間にも様々な功績を残し、
西洋哲学において偉大な哲学者として後世に名を残しました。
アリストテレスさんの著書
アリストテレスさんは
様々な著書を出しています。
ここでは2つ紹介します。
- 形而上学
- ニコマコス倫理学
これらの著書について
以下で解説します。
形而上学
「形而上学(けいじじょうがく)」は
アリストテレスさんが書いた哲学本です。
哲学のもっとも根本的な問題の
探求をめぐる著者の一群の論文を
収録した1冊です。
西洋の世界観に大きな影響を与えただけでなく、
西洋哲学の多くの基本概念を生み出した書で
ここに示される弁証的思考方法は
永久に研究者の模範となるものばかりです。
ニコマコス倫理学
「ニコマコス倫理学」は
アリストテレスさんの倫理学本です。
世界で初めての倫理学書として、
倫理学を学ぶ上で非常に重要であると
位置づけられています。
幸福とは何かを定義して、
勇気と節制、正義、気前の良さ
志の高さ、人柄の徳などについて考察しています。
まとめ
この記事では
アリストテレスさんについて紹介しました。