ゲーテとは?経歴や書籍も簡単に紹介

ゲーテ格言集(新潮文庫)

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテはドイツの詩人、劇作家です。

 

1749年8月28日にドイツで誕生し
1832年3月22日に82歳で亡くなりました。

 

目次

ゲーテの経歴

ゲーテは裕福な家庭で生まれ、
家庭教師に教育を受けながら
様々な書物を読んで育ちました。

その後ライプツィヒ大学の法学部へ
入学しますが、あまり法学の勉強は
身が入りませんでした。

彼は自然化学に興味を持ち、
自然化学研究に精を出します。

 

ゲーテは人生も
様々な女性と関わり、恋をします。

 

しかしゲーテは病魔に襲われ、
大学3年のときに実家へ戻り、
療養し、病気が回復したあとは
シュトラースブルク大学に入学し
フリーデリケ・ブリオンという女性と出会います。

彼女との出会いで
野ばら」「五月の歌」などの
体験詩が生まれます。

 

大学卒業後、
故郷フランクフルトへ戻ります。

弁護士を開業しますが、仕事よりも
文学活動に専念してしまい、
心配した父親により法学再修得のため
最高裁判所のあったヴェッツラーに送られます。

ヴェッツラーに移り、
ヨハン・クリスティアン・ケストナーさんと知り合い
彼の婚約者であるシャルロッテ・ブッフさんに
恋をしましたが失恋します。

それをもとに
若きウェウテルの悩み」を出版したところ、
当時のヨーロッパ中に
ブームを巻き起こし、
ゲーテの名は大きく高まりました。

 

1782年
神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世により
貴族に列せられ、名を
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ」と改めました。

ゲーテはイタリアに旅行をし
「イフィゲーニエ」「タッソー」
などの作品を完成させます。

ヴァイマルに戻った後、
作家シラーさんと出会ったことにより
ゲーテの文学的感性は刺激され、
大きな影響を受けました。

 

ゲーテは
妻や一人息子にも先だ立れますが、
死の直前まで「ファウスト」第2部の
完成に尽力し、完成の翌年に亡くなりました。

 

ゲーテの著書

ゲーテはいくつもの
著書を出しています。

ここでは2つの
著書を紹介します。

  • 詩と真実
  • 若きウェルテルの悩み

これらの著書について
以下で解説します。

 

詩と真実

詩と真実 完全版

詩と真実」は
ゲーテの自叙伝です。

世界の自叙伝文学中の
最高傑作に数えられます。

彼の少年時代から
ワイマール公国におもくまでを叙述しています。

 

若きウェルテルの悩み

若きウェルテルの悩み (岩波文庫)

若きウェルテルの悩み」は
ゲーテの書簡体小説です。

恋する純情多感な青年の
代名詞となっている古典的名作です。

 

多くの人々が通過する青春の危機を心理的に深く追求した1冊です。

 

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