オスカー・ワイルドさんについて。

オスカー・ワイルドの生涯―愛と美の殉教者 (NHKブックス)

オスカー・フィンガル・オフラハティ・
ウィルス・ワイルド
さんは
イギリスの作家、劇作家です。

 

1854年10月16日にアイルランドで誕生し
1900年11月30日に46歳で亡くなりました。

 

この記事では
オスカー・ワイルドさんについて紹介します。

 

目次

オスカー・ワイルドさんの経歴

オスカー・ワイルド誕生

オスカー・ワイルドさんは
ヴィクトリア朝時代のアイルランドの
ダブリンで生まれます。

幼い頃から成績優秀だったオスカー・ワイルド

クリスチャンの良家で、
幼い頃から成績優秀だった彼は
古典語の最高賞を受賞したり、
奨学金を得てダブリン大学トリニティ・カレッジ
進んだり、給費生の資格を与えられる程でした。

オックスフォード大学を首席で卒業

1878年、
オスカー・ワイルドさんは
最初の詩集「ラヴェンナ」を刊行し、
オックスフォード大学を首席で卒業します。

 

その後も、
オスカー・ワイルドさんは
執筆を続けます。

結婚もして
パリに居を構えて
2人の男の子も授かります。

 

オスカー・ワイルド、投獄される

16歳年下の文筆家、
アルフレッド・ダグラスさんと親しくなり
ダグラスさんと共に各地に旅行します。

そのことを、
ダグラスさんの父から
当時有罪であった同性愛の告発を
受け敗訴し、投獄されます。

オスカー・ワイルドの最期

世間からは忘れられ
出獄後、失意から回復しないままに、
フランスの寒村のホテルで孤独のうちに
梅毒による脳髄膜炎で亡くなりました。

オスカー・ワイルドの評価や評判

オスカー・ワイルドさんは
芸術のための芸術」を唱えて唯美主義、
芸術至上主義に基づく活動をし、
フランスやアメリカまで名を知らせます。

「ウィンダミア卿夫人の扇」などの喜劇作品、
世紀末文学の代表とされる悲劇
サロメ」などで文明高く時代の寵児となりました。

 

オスカー・ワイルドさんの著書

オスカー・ワイルドさんは
様々な著書を出しています。

ここでは3つ紹介します。

  • 幸福な王子
  • サロメ
  • 獄中記

これらの著書について
以下で解説します。

幸福な王子

幸福な王子―ワイルド童話全集 (新潮文庫)

幸福な王子」は
オスカーワイルドさんが書いた童話です。

広場に立てられた王子の像が
宝石でできた自分の目や体の金箔を
燕に頼んで貧しい人々に分け与えるという
有名な童話のひとつです。

心温まる素敵な童話です。

サロメ

サロメ (光文社古典新訳文庫)

サロメ」は
オスカー・ワイルドさんが書いた戯曲です。

月の妖しく美しい夜、
ユダヤ王ヘロデの王宮で
怪奇と恐怖の悲劇が起こります。

世紀末文学の代表と言われる名作ですが
当時はインモラルで背徳的な内容だったため、
上演の禁止令が出るほどでした。

しかし著者の死後、そんな内容でも
上演の禁止が解かれたのは
台詞の美しさが細部まで作りこまれており
その高い芸術性が多くの人に認められたからといえます。

獄中記

獄中記 (角川文庫ソフィア)

獄中記」は
オスカーワイルドさんが書いた書簡集です。

同性愛の罪で懲役二年の判決を受けた
オスカー・ワイルドさんが
牢獄からその相手であるダグラスさんに宛てた書簡をまとめています。

まとめ

 

この記事では
オスカー・ワイルドさんについて紹介しました。

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