トマ・ピケティさんは
フランスの経済学者です。
1971年5月7日に
クリシーで誕生しました。
トマ・ピケティさんの経歴
トマ・ピケティさんは
社会科学高等研究院(EHESS)および
ロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、
マサチューセッツ工科大学で助教授として教鞭を執ります。
2000年から社会科学高等研究院教授、
2007年からパリ経済学校教授となります。
経済発展と所得分配の相互作用について
主要な歴史的、理論的研究を成し遂げます。
特に、国民所得に占める
トップ層のシェアの長期的動向についての
近年の研究を先導していて、
著書も多数執筆しています。
経済学界において、ピケティさんは
経済的不平等の専門家といわれています。
この方面での彼の業績は数多く、
理論的かつ標準的なものとなっていますが
1990年代末からは、歴史的、統計的視覚からの研究がなされています。
トマ・ピケティさんの功績
トマ・ピケティさんは
以下の功績をおさめています。
- 2002年 フランス最優秀若手経済学者賞受賞
- 2013年 ユルヨ・ヨハンソン賞受賞
- 2015年 Medalla Rectoral
経済的不平等の専門家であり、
特に歴史比較の観点からの経済の研究を行ってる
ピケティさんは、経済学界から注目され、
様々な賞を受賞しています。
トマ・ピケティさんの著書
トマ・ピケティさんは
いくつか著書を出しているので、
ここでは2つ紹介します。
- 21世紀の資本
- トマ・ピケティの新・資本論
これらの著書について
以下で解説します。
21世紀の資本
「21世紀の資本」は
トマ・ピケティさんの経済学本です。
資本収益率が
産出と所得の成長率を上回るとき、
資本主義は自動的に、
論理的な必然性がなく
持続不可能な格差を生み出します。
本書は、過去からいくつか
将来に対する慎ましい鍵を
引き出すことを唯一の目的としています。
トマ・ピケティの新・資本論
「トマ・ピケティの新・資本論」は
トマ・ピケティさんの経済学本です。
グローバル金融危機直後から
その余波が尾を引く状況の中、
さらにユーロ圏が深刻な信頼の危機に襲われ
デフレと景気後退に直面する中で、
社会科学の一研究者が公の議論に参画し、
政治や経済にまつわる時事問題を
読み解こうとする試みを形にしています。
ますます格差を拡大していく資本主義に対し、
どうしていくべきかをピケティさんが読み解きます。