資本主義とは何か?【わかりやすく簡単な言葉で解説】

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資本主義の歴史: 起源・拡大・現在

資本主義(しほんしゅぎ)とは
産業革命によって確立した経済体制です。

 

英語でキャピタリズム(capitalism)といい
現在の多くの国々がこの資本主義経済です。

 

資本主義経済とは何か?
どのような経済体制なのか?などなど
資本主義について
この記事ではなるべくわかりやすく
簡単な言葉で解説していきます。

 

資本主義とは何か?

欲望の資本主義

資本主義とは
生産手段の私的所有および
経済的な利潤追行為を基礎とした
経済体系のことです。

また社会主義とは異なり
自由に経済活動を行える社会です。

資本主義は、働いたらその労働力に
応じて報酬が得られるという制度です。

 

商品の値段やサービスの内容は
市場の競争によって変動し、
これを市場主義と言います。

一般的には競争によって価格はより安く、
サービスはより質が高くなりますが
需要が多ければ、値段は上がることもあります。

 

ちなみに日本が資本主義となったのは、
明治維新以降と言われています。

 

資本主義の成立

資本主義経済は、18世紀後半の
イギリスで起きた産業革命
きっかけに確立します。

そして自由競争により利益を追求して、
個人や企業が
サービスや商品を作り出すために
必要な
土地や工場、機械などの生産手段を
もつことができる私有財産制が認められます。

また、生産手段をもたない人は、
労働力を提供して資本家から賃金を
もらうといった社会が生まれたのです。

 

社会主義と資本主義の違いは?

18世紀後半から
資本主義経済が成立されました。

しかし19世紀後半になると、
不況による失業や貧富の格差など、
資本主義経済の矛盾や問題点が顕著に現れます。

 

そこでドイツの経済学者マルクス
資本主義経済を批判し、次の提唱をします。

資本主義だと私有財産制により
資本が集中したところに独占が生じるため、
私有財産制と利益の追求をやめて
個人や企業ではなく国や地方公共団体、
組合団体などに生産手段を公有させる
ことを主張したのです。

これが社会主義経済です。

 

つまり社会主義は
財産を国家が所有して、
資源や労働力や商品の値段などは
国が管理するという制度です。

これは計画経済といい、
何を作るか、どれだけ作って
いくらで販売するかなどを国が指示します。

 

このことで、資本主義の問題点を
解決できたように思えましたが、
頑張って働いても賃金が上がることはない制度で、
労働者の勤労意欲は減少し、生産性が
低下したことで経済がとどこおるという
社会主義の問題点もあがったのです。

 

 

最後に

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資本主義経済とは何か?
どのような経済体制なのか?などなど
資本主義について
この記事ではなるべくわかりやすく
簡単な言葉で解説しました。

 

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