あなたは「京の肉」って
ご存知ですか?
京都は、建造物や自然だけでなく
牛に関しても歴史ある地なんです。
この記事では
「京の肉」ってどんな和牛か
特徴や値段の相場なども解説していきます。
「京の肉」とは?
京都府内の生産農家で肥育された
黒毛和種を「京の肉」と呼んでいます。
全農京都府本部が取り扱っています。
読み方は「きょうのにく」です。
京都には、他に
「京都肉」と「亀岡牛」という
牛肉の銘柄があります。
京都肉は、
京都肉牛流通推進協議会によって
推進されており、肉質等級が
4等級以上のものなど、
肉質に対する条件もあります。
亀岡牛は、
亀岡市内で肥育しているもので、
亀岡牛枝肉振興協議会が適当と認めた牛肉に呼称されるブランド名です。
「京の肉」の定義
「京の肉」の定義は
以下の基準を満たした牛肉のことです。
- 京都府内で肥育された黒毛和種
- 府内のJA組合員が出荷し、
全農京都府本部が取り扱いするもの - JAS法によるところの
産地表示が京都産であるもの
一般的には「京の肉」は、
京都府内で出生し、
肥育までされた京都府産の牛肉が主流です。
しかし、それ以外の牛であっても
京都府内で出産された履歴があれば、
「京の肉」として認められます。
また、これらの条件を満たしたすべての牛肉が、
「京の肉」として出荷されるわけではなく、
独自の厳しい基準によって高品質な牛肉のみが
「京の肉」として出荷できるようになっています。
「京の肉」の特徴
「京の肉」には
次のような特徴があります。
- 肉の繊維が細かい
- 舌触りが良い
- 脂肪の付き具合も良い
- 旨みがある
京都の牛の歴史は深く、
1310年に描かれた日本最古の和牛書
「国牛十図」に「丹波牛」として
取り上げられています。
その中で丹波牛の記述として
「近年逸物が多い」とされており
昔から品質の良い肉牛であったことが
記されています。
そのため、和牛としての歴史は
京都の牛が最古ともいわれています。
清らかな水、
四季折々の恵まれた自然の中で、
愛情と手間をかけてゆっくりと
育てている京の肉。
そのおいしさは深みのある
忘れられない味でしょう。
「京の肉」の値段の相場
「京の肉」の値段は
どのくらいが相場なのでしょうか。
100gあたりのそれぞれの部位の
値段の相場は次の通りです。
※値段の変動があります。参考価格です。
- サーロイン…3,000円~
- ロース…1,500円~
- 肩ロース…1,500円~
- モモ…900円~
- バラ…1,000円~
京都は和食のイメージですが、
京都の人はお肉が好きで、
牛肉の消費量は全国でもトップクラスです。
京都には、肉料理の名店も多々あります。
ぜひ、京都へ行った際は、
立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事では
「京の肉」ってどんな和牛か
特徴や値段の相場なども解説しました。