神戸牛って
聞いたことはありますか?
オバマ元大統領が、日本へ来日する際には
「神戸ビーフが食べたい」と
オーダーしたと言われています。
神戸牛って
他の牛と何が違うのでしょうか?
この記事では
神戸牛ってどんな和牛か
特徴や値段の相場なども解説していきます。
神戸牛とは?
神戸牛とは、
兵庫県で生産された
但馬牛(たじまうし)という
黒毛和種からとれる枝肉が、
一定の基準を満たした場合に、
但馬牛の代わりに呼ばれる
牛肉のブランド名です。
正式名称は
「神戸ビーフ」又は
「神戸肉」です。
他にも、
「神戸牛(こうべうし)」や
「神戸牛(こうべぎゅう)」、
「KOBE BEEF」とも呼ばれます。
松阪牛・近江牛と並ぶ
日本三大和牛の一つとされています。
神戸牛の定義
まず、但馬牛の定義は
兵庫県内で飼育される黒毛和牛のうち、
歩留等級(ぶどまりとうきゅう)が
「A」又は「B」等級とされています。
そこからさらに
神戸牛として出荷するには、
以下の厳しい基準を満たす必要があります。
- メスの場合は未経産
- オスの場合は去勢牛
- 肉質等級は牛脂肪交雑基準(BMS)値6.0以上
- 枝肉重量450kg以下
もともと高級ブランドである
但馬牛から、さらに選びすぐった
上質のもののみが最高級牛肉
「神戸ビーフ」としての名誉が与えられるのです。
神戸牛の特徴
厳しい基準のもと
認められた神戸牛には、
次のような特徴があります。
- 上等な霜降り
- きめ細かい赤身
- 豊富な旨み成分を含む脂肪
神戸牛の美味しさの秘密は
人肌で溶けてしまうほど
融点の低いサシ(脂肪)が筋肉の中に
細かく入っている、上等な霜降りです。
さらに、神戸牛の脂肪には、
旨み成分のイノシン酸が豊富に含まれ、
オイレン酸が風味の決め手となっています。
上品な甘みのある赤身と、
風味・香りともに一等級な脂肪が
組み合わさり、そのおいしさは
世界が認めるものといえます。
神戸牛の値段の相場
丹精込めて育てられた
神戸牛はどのくらいの値段が
相場なのでしょうか。
100gあたりのそれぞれの部位の
値段の相場は次の通りです。
※値段の変動があります。参考価格です。
- 赤身…1,500円
- サーロイン…4,000円
- 希少部位…2,500円
- 肩ロース…2,300円
- シャトーブリアン…8,000円
世界からも注目を集めている
神戸牛の値段は高騰しつつあるようです。
それでも
未だに贈答用や、自宅用としても
人気が途絶えないのは、
それだけの価値ある牛肉といえるでしょう。
まとめ
この記事では
神戸牛ってどんな和牛か
特徴や値段の相場も解説しました。