アボカドは、包丁を入れるところまでは簡単でも、大きな種を取り、やわらかな果肉を崩さず取り出すところで少し手間がかかります。
そんな下ごしらえを、ひと続きの動作に変えてくれるのがアボカドカッターです。
皮を切る、種を取る、果肉を外す、スライスする。専用の道具がひとつあるだけで、アボカドトーストやサラダの準備も軽やかになります。
今回は、日本製のアボカドカッター・アボカドスライサーから、Amazonでも購入しやすい国産品を3商品厳選しました。
日本製のアボカドカッターおすすめ3選
下村工業 フルベジ アボカドカッター FAK-01
最初に紹介したいのが、下村工業の「フルベジ アボカドカッター FAK-01」です。
新潟・燕三条で作られている日本製のアボカド専用カッターで、下村工業の現行フルベジシリーズにも掲載されています。
大きな特徴は、皮むき・種取り・スライスを一本でこなせること。
まずカッター部分でアボカドを一周し、半分に割ったら種を取り出します。最後にスライス部分を皮と果肉の間へ滑らせれば、果肉を切り分けながらすくい出せます。
サイズは約180×60×14mm、重量は約30g。ABS樹脂製で、収納時にカッター部分を覆えるキャップも付いています。
ひとつの道具でアボカドの下ごしらえを一通り済ませたいなら、まず候補にしたい一品です。
ヨシカワ EAトCO Muku アボカドカッター AS0055
道具そのものの質感にもこだわるなら、ヨシカワの「EAトCO Muku AS0055」。
こちらは樹脂製のアボカドカッターとは雰囲気が大きく異なる、オールステンレス製の日本製モデルです。
全幅47mm×全長88mmという手のひらに収まるほどのコンパクトなサイズながら、皮への切れ込み、種取り、果肉の取り外しまで対応します。食器洗い機にも対応しています。
小さな刃で皮に切れ目を入れ、先端を種に引っ掛けて取り外し、スプーン状になった部分で果肉をすくうという構造。
余計なものを削ぎ落とした姿は、便利グッズというより小さな調理道具と呼びたくなる佇まいです。
アボカドだけでなく柑橘類の皮むきにも使えます。樹脂製ではなく、日本製のステンレス製アボカドカッターを探している人にも魅力的な選択肢です。
小久保工業所 oui monsieur アボカドスライサー KK-366
きれいなスライスを重視するなら、小久保工業所の「oui monsieur アボカドスライサー KK-366」。
和歌山県の小久保工業所が手がける日本製のアボカドスライサーです。
半分に切って種を取ったアボカドへ先端を差し込み、皮に沿わせながら引くだけで、果肉を一度に6等分できます。
FAK-01のように種取りまで一本で行う多機能型ではありません。
その代わり、「果肉を均等に切りながら取り出す」という仕事に特化しています。
アボカドトーストの上へ扇状に並べたり、サラダへ形をそろえて盛り付けたりするときにも便利。包丁で一枚ずつ切る工程を、すっと一度の動作に変えてくれます。
材質はABS樹脂で、BPAフリー。小ぶりなので、キッチンの引き出しで場所を取りにくいのも特徴です。
日本製アボカドカッターの選び方
種取り・スライスまで一本で済ませるなら下村工業
アボカドカッターの便利さを最も感じやすいのは、複数の工程を一本にまとめられるタイプです。
下村工業 FAK-01なら、皮への切れ込み、種取り、スライスまで対応します。
包丁やスプーンへ何度も持ち替える手間を減らしたいなら、使いやすい選択肢です。
ステンレス製ならヨシカワ
樹脂製のキッチンツールより、ステンレスの質感や耐久性を重視するならEAトCO Mukuが候補になります。
本体はステンレス一体型で、日本製。全長88mmとコンパクトなので収納しやすく、食洗機にも対応しています。
見える場所に置いても生活感が出にくい、端正なデザインも魅力です。
スライスの形をそろえるなら小久保工業所
サラダやトーストの盛り付けまで意識するなら、KK-366のようなスライサータイプが便利です。
一度に6等分できるため、果肉をある程度均等な幅でそろえられます。
ただし、種取りには対応していません。
種を取ったあとの「すくう+スライス」を手早く済ませたい人向けです。
燕三条製のアボカドカッターならフルベジ FAK-01
「日本製」に加えて産地にもこだわるなら、新潟・燕三条製の下村工業 FAK-01が候補になります。
燕三条は、刃物や金属加工、さまざまなキッチンツールのものづくりで知られる地域です。
FAK-01は下村工業のフルベジシリーズとして現在もラインナップされ、日本製・燕三条製として販売されています。
アボカドカッターは必要?
アボカドは、包丁とスプーンがあれば調理できます。
そのため、たまにしか食べないなら専用カッターは必須ではありません。
一方、アボカドトースト、サラダ、サンドイッチ、丼などで日常的に使うなら、専用道具の便利さが生きてきます。
皮を切る。種を取る。果肉をすくう。形を整える。
ひとつひとつは短い作業でも、その間にある小さな手間を減らしてくれるのがアボカドカッターです。
料理を大きく変える道具ではありません。
けれど、朝の数分を少し軽くしてくれる。そんな小さな道具ほど、気づけばキッチンで長く使われていたりします。
最後に
日本製のアボカドカッターは選択肢こそ多くありませんが、用途の異なる国産品があります。
皮むき・種取り・スライスまでまとめて使いたいなら「下村工業 フルベジ アボカドカッター FAK-01」。
ステンレス製で、コンパクトさやデザインにもこだわるなら「ヨシカワ EAトCO Muku AS0055」。
果肉を一度にきれいにスライスしたいなら「小久保工業所 oui monsieur アボカドスライサー KK-366」。
同じアボカド用の道具でも、得意な仕事はそれぞれ違います。
毎日のサラダやトーストにアボカドをよく使うなら、自分が面倒に感じている工程に合わせて選んでみてください。