賞味期限とは何か？誰がどうやって決めてる？【わかりやすく解説】
｢賞味期限とは何ですか？｣
そう聞かれたとき、説明することができますか？
そもそも賞味期限(しょうみきげん)は
誰がどうやって決めているのでしょうか？
この記事では、賞味期限について
なるべくわかりやすく解説していきます。
賞味期限(しょうみきげん)とは何か？
賞味期限とは何か簡単に説明すると、
おいしく食べられることを保証する期間です。
具体的には、
その商品が未開封の状態であることや
決められた保存方法を守ることで
品質が変わらずに表示された期限まで食べられることを表しています。
そのため、
賞味期限切れになったからといって
すぐに食べられなくなるわけではありません。
しかし、一度開封してしまったものに関しては
賞味期限とは異なるため注意が必要です。
賞味期限の表示方法
賞味期限の表示は
6日以上保存がきく、傷みにくい食品を目安に記されています。
主な商品には
スナック菓子、インスタント食品、発酵食品、
缶詰、ペットボトル飲料、一部の加工食品などが該当します。
表示する際には賞味期限が
3ヵ月以内のものは年月日、
3ヵ月を超えるものは年月で記載されるのが一般的です。
賞味期限は誰がどうやって決めてる？
賞味期限は誰がどうやって決めていると思いますか？
賞味期限の基本的なガイドラインは
国や地方自治体が定めています。
それを基に食品の情報を正確に把握している
製造業者(メーカー)が設定しています。
賞味期限の決め方
賞味期限は各メーカごとで設定していますが、
一般的には3つの試験法がどの食品にも行われています。
- 理化学試験→ph・酸化の度合、粘りや濁り等を調べる
- 微生物試験→食品の細菌の数や有害菌の有無を調べる
- 官能試験→香り・味・食感・見た目の変化を調べる
この試験結果を基に
メーカはゆとりをもって賞味期限を設定しています。
賞味期限が切れたらいつまで食べられる？
賞味期限はおいしく食べられる期限であって
ただちに食べられなくなるわけではありません。
では、賞味期限が切れたものは
いつまで食べられるのでしょうか？
おおよその目安ですが、
賞味期限の1.1～1.3倍までは食べても大丈夫だとされています。
そうすると賞味期限が10日までとしたら、
11日～13日くらいは問題なく食べられるようです。
ただ、食品によって食べられても
風味や食感などが落ちている場合があります。
また、それ以上賞味期限が過ぎても
食べられるものもあるため目安として考えて下さいね。
最後に
賞味期限(しょうみきげん)とは
おいしく安全に食べられる期限であって
すぐに劣化してしまうことはありません。
しかし、メーカー側としては
賞味期限内に食べることを勧めているため、
なるべく賞味期限を守ったほうがいいでしょう。
一度開封してしまった食品については
賞味期限が異なりますので、
表示された保存方法を守り早めに食べてくださいね♪
