ゆで卵は、切り口ひとつで料理の表情が変わります。
黄身の鮮やかな円がきれいに並ぶだけで、いつものサラダは少し端正に。たまごサンドの具も、ラーメンのトッピングも、仕上がりがすっと整います。
そんな小さな仕事を得意とするのが、エッグスライサーです。
包丁では黄身が刃にまとわりついたり、やわらかな白身がつぶれたりしがちですが、細いワイヤーで切るエッグスライサーなら、ゆで卵を手早く均一にカットできます。
今回は、日本製のエッグスライサー・ゆで卵カッターから、普段使いしやすい5商品を厳選しました。
オールステンレスの端正なモデルから、輪切り・みじん切りに使いやすいタイプ、4分割や2分割に特化したものまで紹介します。

日本製エッグスライサーの魅力
エッグスライサーは構造そのものはシンプルですが、だからこそワイヤーの張り方や本体の剛性、卵を受け止める形状といった細部が使いやすさを左右します。
日本製には、ステンレスを生かした昔ながらの卵切り器から、樹脂とステンレスワイヤーを組み合わせた軽量タイプまでさまざまな製品があります。
輪切りした卵をサラダに並べたいのか、たまごサンド用に細かくしたいのか、ラーメン用に半分や4分割にしたいのか。用途を先に決めると、自分に合う一台を選びやすくなります。
日本製エッグスライサーおすすめ5選
- 下村工業 味わい食房 玉子切り ATK-697
- 貝印 KAI KITCHEN たまご切り DH8208
- 工房アイザワ エッグスライサー 71017
- 曙産業 縦切りエッグカッター 4分割・2本線 GM-4120
- 大泉合成 玉子半ぶんこ
下村工業 味わい食房 玉子切り ATK-697
まず選びやすいのが、下村工業の味わい食房シリーズから販売されている日本製の玉子切りです。
卵を縦・横のどちら向きにも置けるため、きれいな輪切りはもちろん、一度切った卵の向きを変えて再びカットすれば、たまごサンドやタルタルソースに使いやすい細かな状態にできます。
金属部分にはステンレス鋼、本体にはポリプロピレンを使用。食器洗い乾燥機にも対応しています。
一台でいくつもの切り方をこなせるため、エッグスライサーを初めて買うなら有力な候補です。
卵だけでなく、キウイやいちごなどのやわらかな食材にも使えます。小さな道具ながら、朝食からお弁当まで出番を見つけやすい一台です。
貝印 KAI KITCHEN たまご切り DH8208
包丁の街として知られる岐阜県関市に本社を置く貝印の、シンプルな日本製たまご切りです。
ワイヤーには18-8ステンレススチール、フレームにもステンレススチールを採用。本体サイズは約125×92×42mmで、食器洗い乾燥機にも対応しています。
機能を盛り込みすぎず、ゆで卵をきれいな輪切りにするという役割に素直なつくり。
レタスの上に卵を並べるサラダ、オープンサンド、ピザのトッピングなど、薄くそろえた卵を使いたい料理によく合います。
華美ではありませんが、毎日の台所では、こういう道具ほど頼りになります。
工房アイザワ エッグスライサー 71017
金属製のキッチン用品が好きなら、工房アイザワのエッグスライサーは見逃せません。
素材には18-8ステンレススチールを使用し、日本で作られているエッグスライサーです。本体の先端には押さえやすい持ち手が設けられており、卵をカットするときに本体を安定させやすい構造になっています。
樹脂の色を加えず、金属そのものの質感を生かした姿は実に端正。
キッチンツールは便利であれば十分、と考えながらも、引き出しを開けたときに少し嬉しくなる道具を選びたい。そんなときに似合うエッグスライサーです。
ゆで卵という素朴な食材を切るためだけの道具に、静かな機能美があります。
曙産業 縦切りエッグカッター 4分割・2本線 GM-4120
輪切りではなく、ゆで卵を縦に4分割したいなら曙産業のGM-4120。
2本のワイヤーを使い、ワンアクションでゆで卵を4分割できる日本製のエッグカッターです。本体はポリプロピレン、ワイヤーには18-8ステンレススチールを使用しています。サイズは約79×219×45mmです。
ラーメンや冷やし中華、サラダなどでは、薄い輪切りよりも縦割りの卵が似合うことがあります。
包丁で一個ずつ角度を合わせる必要がなく、仕上がりをそろえやすいのが専用品ならでは。
もともと厨房での作業効率も意識されたシリーズなので、ゆで卵をまとめて切る機会が多い家庭にも使いやすいタイプです。
大泉合成 玉子半ぶんこ
名前のとおり、ゆで卵を半分に切ることに焦点を当てた日本製の玉子カッターです。
半熟の味玉をラーメンに添えたり、ゆで卵を半分にしてお弁当に入れたりするときは、輪切りタイプよりもこちらの方が素直に使えます。
薄く切るための道具ではなく、きれいな断面をつくるための道具。
用途が明確だからこそ、必要なときには妙に頼もしい一品です。
日本製エッグスライサーの選び方
もっとも重要なのは、普段どのようにゆで卵を使っているかです。
サラダやオープンサンドに使うなら、細いワイヤーが何本も並んだ輪切りタイプが便利です。たまごサンドやタルタルソースまで作るなら、卵を縦横に置き直せるタイプを選ぶと用途が広がります。
ラーメンやお弁当用なら、2分割や4分割に特化した縦切りタイプも候補です。
素材にも注目したいところ。金属の質感やシンプルな外観を重視するなら、工房アイザワのようなステンレス主体のモデルがよく似合います。一方、樹脂製の受け台を使ったモデルは軽く、卵を置く位置もわかりやすいのが利点です。
毎日のように使うなら、食洗機対応かどうかも確認しておきたいポイントです。
日本製のエッグスライサーで、ゆで卵をきれいに
エッグスライサーは、なくても料理はできます。
けれど、使ってみると包丁とは違う役割があることに気づく道具でもあります。
黄身と白身をつぶさず、一定の幅で整える。その小さなひと手間だけで、サラダやサンドイッチの景色は意外なほど変わります。
幅広く使うなら「下村工業 味わい食房 玉子切り ATK-697」、シンプルな輪切りなら「貝印 KAI KITCHEN たまご切り DH8208」、ステンレスの質感を重視するなら「工房アイザワ エッグスライサー 71017」が特に選びやすいでしょう。
4分割なら曙産業、半分に切る用途なら大泉合成と、切り方に合わせて選ぶのもおすすめです。
小さな道具だからこそ、使うたびにきちんと仕事をしてくれるものを。
日本製のエッグスライサーは、いつものゆで卵を、少しだけ美しく仕上げてくれます。

