岩手県の郷土料理(名物料理)【歴史なども解説】
岩手県は、東北地方に
属する都道府県のひとつです。
面積は15,275kmで
日本で2番目の広さを持つ広大な県です。
この記事では
岩手県の郷土料理(名物料理)や歴史なども解説していきます。
岩手県の郷土料理一覧
- ひっつみ/ひっつみ汁
- きりせんしょ
- まめぶ汁
- がんづき
- すき昆布の煮物
- 伝統餅料理
- 柳ばっと
- 豆しとぎ
- 果報だんご
- 煮しめ
- お茶もち
- 氷頭なます
- いもの子汁
- へっちょこだんご/うきうきだんご
- かまもち
- そばかっけ
- ひなまんじゅう
- さんまのすり身汁
- うこぎのほろほろ
- 小豆ばっとう
- 豆腐田楽
- うす焼き
- どんこ汁
- けんちん汁
- みずたたき(とろろ)
- 天然ほやの酢の物
- くるみ豆腐
- しだみだんご
- くるみ雑煮
- ぬっぺい汁/八杯汁
岩手県の郷土料理(名物料理)について
岩手県には
中尊寺金色堂など歴史のある建造物や、
宮沢賢治など著名人の出身地であったりと
色々と有名なものがあります。
もちろん郷土料理(名物料理)もたくさんあります!
ここでは
岩手県の郷土料理を2つ紹介します。
- わんこそば
- ひっつみ
これらの郷土料理を
歴史もふまえて解説します。
岩手県の郷土料理(名物料理)わんこそばとは?
わんこそばとは、
岩手県に伝わる蕎麦(そば)のひとつで、
日本で非常に有名な郷土料理(名物料理)です。
わんこそばは、普通に食べるのではなく
熱いそばつゆをくぐらせた
一口大のそばを客のお椀に入れ、
それを食べ終わる度に、給仕がそのお椀に
次々にテンポよく蕎麦を入れ続け、
客が満腹になり、お椀にフタを閉めるまで
続けるというスタイルが基本となっています。
よく、テレビ番組などで
わんこそばを食べて大食いの
競争をするものもあります。
実際に、岩手県では
「わんこそば選手権」が開催されていて
全国から大食いに自信のある人たちが集まり、熱い闘いが繰り広げられます。
わんこそばの歴史
わんこそばの起源には、
花巻と盛岡の2つの説があります。
ひとつは、400年前の慶長時代に、
南部利直が上京する際に花巻へ立ち寄り、
そこで出された少量のそばを大変気に入り
何杯もおかわりした事から始まったという説です。
もうひとつは、盛岡の地では
祭事などのときに地主が大勢の村人や
客人にそばをふるまう習慣がありました。
しかし、100人以上への相手に
そばをふるまうとなると、すべての人に
そばがいき渡る前に麺が伸びてしまうため
通常の分量のそばを小分けにして
提供することが始まりという説です。
岩手県の郷土料理(名物料理)ひっつみとは?
ひっつみとは、小麦粉を用いた
汁ものの郷土料理(名物料理)です。
小麦粉を練って固めたものを
ひっつまんで汁に投げて作られたことから
名称が「ひっつみ」となったそうです。
だしは昆布や川魚、
味付けは味噌や醤油、
具材はニンジン・ゴボウ・大根・ネギ・カニなど地方によって様々です。
ひっつみの歴史
東北地方には
ヤマセと呼ばれる季節風が吹き、
米が不作になることが多かったようです。
よってこの地方では、
米の代わりに小麦粉やそば粉を
使った粉料理が発達しました。
ひっつみは、ご飯の足りないときに
主食として食べられることが多く、
色々な材料で調理することにより
冬は体の芯から温まり、バランスのとれたごちそうだったそうです。
まとめ
この記事では
岩手県の郷土料理(名物料理)や歴史なども解説しました。