結論からいいますと
ベートーヴェンの死因は病死です。
※病名は肝硬変(肝臓が硬くなる病気)
- ベートーヴェンの誕生日:1770年12月16日
- ベートーヴェンの命日:1827年3月26日
※ベートーヴェンの最期の年齢は56歳
ベートーヴェンの死因となった肝硬変については
過度なアルコール摂取が原因となったという意見や
感染性の肝疾患によるものだという意見もあります。
ベートーヴェンの検死解剖の結果からも
胃や腸の膨張だけでなく肝臓の萎縮と硬化、
脾臓すい臓の肥大化など死因に関係するものが
1つだけではなく、複数あるような結果でした。
ベートーヴェンはどんな人だった?【生涯(最初から最期まで)をわかりやすく簡単に】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンはドイツの作曲家です。
1770年12月16日頃ドイツで誕生し
1827年3月26日56歳で亡くなりました。
以下ではベートーヴェンの生涯ついてわかりやすく簡単に紹介します。
※ベートーヴェンの死因考察に役立つ情報もあります
苦労人「ベートーヴェン」
ベートーヴェンは
小さいころから父親に
音楽教育を受けていました。
ただ、父親「ヨハン」さんは
アルコール依存症だったため、
虐待に近い音楽教育だったと言われています。
また、金銭面でも
苦しい生活を送っていたそうです。
このようにベートーヴェンは
「苦労人だった」
という記録が残っています。
しかも
父親のスパルタ教育のせいで
一時は音楽がものすごく嫌いになったそうです。
ベートーヴェン、音楽業界へ
そんなベートーヴェンですが
1792年オーストリアの作曲家
ハイドンさんに才能を認められて
弟子入りをします。
その後ウィーンに移住し
ピアノの速攻演奏の
「ヴィルトゥオーゾ(音楽の名手)」
として広く名声を上げます。
難聴に苦しむベートーヴェン
作曲家でありながら
彼は難聴に悩まされます。
しかも20歳後半という若さで
最高度難聴者となったそうです。
ベートーヴェン、耳が聞こえなくなる
彼の耳の症状は
年を重ねるごとに悪化する一方で、
40歳の頃にはまったく耳が
聞こえなくなってしまったそうです。
耳が聞こえなくても、16年間音楽活動を続ける
しかし
耳が完全に聞こえなくなってからも
亡くなる56歳までの16年間は
作曲家として音楽活動を続けます。
そして、ベートーヴェンは音楽の歴史を変える
そして、
ただ音楽を作っただけでなく
音楽業界を変える活動をします。
当時の音楽というものは
宮廷や貴族にたいしてのみ
作曲や演奏がされるものでした。
しかし、
ベートーヴェンは
このような形式ではなく、
大衆向けに音楽を作ります。
こうした活動が、
後の音楽家たちにも影響を与え、
今日のような大衆向けの音楽が
作られるきっかけとなったのです。
ベートーヴェンの最期
1827年3月26日、ベートーヴェンは肝硬変により病死します。
※肝硬変(肝臓が硬くなる病気)
- ベートーヴェンの誕生日:1770年12月16日
- ベートーヴェンの命日:1827年3月26日
※ベートーヴェンの最期の年齢は56歳
ベートーヴェンの死因となった肝硬変については
過度なアルコール摂取が原因となったという意見や
感染性の肝疾患によるものだという意見もあります。ベートーヴェンの検死解剖の結果からも
胃や腸の膨張だけでなく肝臓の萎縮と硬化、
脾臓すい臓の肥大化など死因に関係するものが
1つだけではなく、複数あるような結果でした。
ベートーヴェンの有名な代表作
そんなベートーヴェンの
有名な代表作は次のものがあります。
- 運命
- 第九
- 皇帝
- 田園
- エリーゼのために
- 悲愴
- 月光
- トルコ行進曲
- 英雄(エロイカ)
作曲は300以上あり
その作品は古典派音楽の集大成、
かつ、ロマン派音楽の先駆けとされています。
ベートーヴェン関連の著書
ベートーヴェンについての
著書がいくつもあるので、
ここでは2つ紹介します。
- ベートーヴェンの生涯
- ベートーヴェンの真実
これらのこれらの著書について
以下で簡単に解説します。
ベートーヴェンの生涯
「ベートーヴェンの生涯」は
ロマン・ロランさんが書いた
ベートーヴェンの賛歌本です。
音楽家として輝かしい瞬間に
聴覚を失うという過酷な
運命となったベートーヴェン。
しかしその「痛み」や「苦悩」を
見事に「歓喜」へと昇華させます。
彼の音楽を生涯心のよりどころにした
ロマン・ロランさんによる敬愛に満ちた1冊です。
ノーベル文学賞を受賞しています。
ベートーヴェンの真実
「ベートーヴェンの真実」は
リディア・ニブリー・ラッセル・マーティンさんが
書いたベートーヴェンの
ノンフィクション物語です。
病に苦しみ、耳が聞こえなくなっても
最後まで作曲を続け、300曲以上の
作品を残したベートーヴェン。
最新の技術を駆使しながら
彼の遺髪を調べ、
生涯をたどりながら死因や真実を探ります。