江戸時代とは?どんな時代だった?

かの有名な「関ヶ原の戦い」が
江戸時代の始まりのゴングといってもいいでしょう。
この戦いで徳川家康が勝利し
1603年に征夷大将軍になったことで
江戸幕府が誕生することになります。
江戸時代は幕府の統治により
日本の社会制度の設備が整い
国の秩序なども急激に高まり
庶民の生活も豊かになった時代です。
- 江戸時代の期間や名前の由来
- 江戸幕府の身分制度
- 江戸幕府は何代まで続いた?【徳川将軍一覧】
- 江戸時代の特徴
- 江戸時代の終わり
江戸時代の期間や名前の由来

基本的に、江戸時代(えどじだい)の期間は
徳川家康が征夷大将軍になった1603年から
戊辰戦争が始まる1868年までの265年間です。

江戸時代という名前は
当時の都(江戸)からとられています。
※江戸の場所は、現在の東京です。
江戸幕府の身分制度
江戸幕府の身分制度は
武士が身分の頂点でした。
ちなみに当時は
ほとんどの人が農民です。
だいたいの人口比でいうと
- 武士:6%~8%
- 農民:75%~83%
- 町人:10%~17%
それぞれの人口比は、武士は人口の七パーセント前後、農民は七五~八三パーセント、町人は一〇~一七パーセントくらいといわれているが、はっきりとした統計はなく、また藩によっても時代によっても割合が異なるため、目安にすぎない。
参考文献:日本国紀
江戸幕府は何代まで続いた?【徳川将軍一覧】
徳川家康から始まった江戸幕府は、なんと15代目まで続きました。
■徳川将軍一覧
- 初代「徳川家康(いえやす)」(1603年~1605年)
- 2代目「徳川秀忠(ひでただ)」(1605年~1623年)
- 3代目「徳川家光(いえみつ)」(1623年~1651年)
- 4代目「徳川家綱(いえつな)」(1651年~1680年)
- 5代目「徳川綱吉(つなよし)」(1680年~1709年)
- 6代目「徳川家宣(いえのぶ)」(1709年~1712年)
- 7代目「徳川家継(いえつぐ)」(1713年~1716年)
- 8代目「徳川吉宗(よしむね)」(1716年~1745年)
- 9代目「徳川家重(いえしげ)」(1745年~1760年)
- 10代目「徳川家治(いえはる)」(1760年~1786年)
- 11代目「徳川家斉(いえなり)」(1787年~1837年)
- 12代目「徳川家慶(いえよし)」(1837年~1853年)
- 13代目「徳川家定(いえさだ)」(1853年~1858年)
- 14代目「徳川家茂(いえもち)」(1858年~1866年)
- 15代目「徳川慶喜(よしのぶ)」(1867年~1868年)
江戸時代の特徴について
江戸時代の特徴として
鎖国をしたことが挙げられます。
鎖国(さこく)とは、簡単にいうと
海外の舟の入国などを禁止することです。
これにより自国の文化などは
他の国の影響を受けずに発展しましたが
海外からの最新ノウハウがえられないことで
技術面において他国に遅れとった時代でもあります。
※3代目将軍「徳川家光(いえみつ)」の時代から鎖国をしていた日本ですが、だんたん海外からの圧力が強くなっていきます。
そして1853年、ペリー率いる黒船が日本に到着。
その流れで日本は鎖国状態から開国への道を歩むことになります。

江戸時代の終わり
江戸時代の後半には
第15代将軍「徳川慶喜(よしのぶ)」が
大政奉還(たいせいほうかん)をしたことで
江戸幕府はついに終わりを迎えることになります。

そして戊辰戦争などが起こり
時代は明治時代へと移っていきます。
