佐賀県の郷土料理(名物料理)【歴史なども解説】
佐賀県は九州地方に
属する都道府県のひとつです。
有田焼や伊万里焼など、
佐賀県は日本磁器発祥の地とも呼ばれています。
この記事では
佐賀県の郷土料理(名物料理)や
歴史なども解説します。
佐賀県の郷土料理(名物料理)とは?
佐賀県にはいくつもの
郷土料理があります。
ここでは2つの
名物料理を紹介します。
- 須古すし
- シシリアンライス
これらの郷土料理の歴史なども解説していきます。
佐賀県の郷土料理(名物料理)須古すし
須古すしは、押し寿司の一種で、
佐賀県杵島郡白石町の
須古地区に伝わる郷土料理です。
季節や地域によって異なりますが、
須古米を使ったすし飯を
もろふた(押しずし用の浅い木箱)に広げ
ムツゴロウの蒲焼きをはじめとした
有明海の魚介類、山の幸などの具材を
彩り豊かに盛りつけて、
へらを使って切り分けます。
また、寿司酢には
ムツゴロウの蒲焼きの骨を漬け込んだ
合わせ酢を使用するのも特徴のひとつです。
白石町須古地区に古くから伝わる料理で、
お祭りやお祝いの席にふるまわれます。
須古すしの歴史
須古すしの歴史は古く
藩政時代から500年もの間、
家庭の味として受け継がれてきました。
言い伝えによると、須古代々の領主は
寮内の領民はことのほか愛護し、
米の品種改良などに努めてきました。
このことに、領民が感謝の気持ちから
「すし」を作って献上した料理が、
須古すしの始まりと言われています。
佐賀県の郷土料理(名物料理)シシリアンライス
シシリアンライスは、
佐賀県佐賀市の名物料理です。
作り方はシンプルで一枚の皿に
炊き立てご飯を盛ってから、
甘辛いタレで炒めた薄切り肉(主に牛肉)と
玉ねぎをのせて、その上にレタスや
トマト、きゅうりなどの
生野菜を盛り付け、仕上げに
マヨネーズを網掛けしたご当地グルメです。
調理法が簡単なことから、
佐賀の地元の人たちの郷土料理として
普及が始まったと同時に
現在では家庭料理として認知が高まって人気が出ています。
シシリアンライスの歴史
シシリアンライスの発祥は、
昭和50年頃、佐賀市中心の
商店街の喫茶店で誕生したといわれています。
そもそも、
シシリアンライスが作られたのは
福岡市のイタリア料理店のオーナーが
修行して働いていた際に
まかない飯として料理したのが
始まりといわれています。
その料理店で働いていた同期が
佐賀で喫茶店を開いたときに
このシシリアンライスのメニューを
出したという説が有力なようです。
まとめ
この記事では
佐賀県の郷土料理(名物料理)や歴史なども解説しました。