鈴木春信ってどんな人?作品の特徴は?【わかりやすく簡単な言葉で解説】

別冊太陽253 鈴木春信 決定版 (別冊太陽 日本のこころ 253)

 

鈴木春信(すずきはるのぶ)
江戸時代を生きた浮世絵師です。

誕生時期:1725年
死亡時期:1770年7月7日

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錦絵(にしきえ)」創始の第一人者であり
後の浮世絵の発展に大きく影響を与えました。

 

鈴木春信とはどんな人だったのか?
何をした人だったのか?などなど
鈴木春信と
作品の特徴について

この記事ではなるべくわかりやすく
簡単な言葉で解説していきます。

 

目次

鈴木春信ってどんな人?

鈴木春信―江戸の面影を愛おしむ (ToBi selection)

鈴木春信の誕生日

鈴木春信は1725年(享保10年)ごろ
江戸で生まれ育ってとされています。
※鈴木春信の具体的な誕生日は不明です。

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本姓は”穂積(ほづみ)で、
後に鈴木の姓を名乗ります。

 

浮世絵師の西村重長あるいは
京の西川祐信の弟子だったそうです。

遅くとも1760年の35歳の頃には
浮世絵師としてデビューをしています。

 

それ以前の鈴木春信については
あまり史料が残っていません。

 

鈴木春信と絵暦の大流行

当時、裕福な人々の趣味として
美しい木画版(摺物)に仕立てた
絵暦を交換することが大流行します。

※絵暦(えごよみ)月の大小を種々の絵で奇抜に表現した版画。

 

1765年頃、鈴木春信は
この流行した絵暦の制作をきっかけに
新しい多色摺りに挑戦します。

 

鈴木春信と錦絵

鈴木春信は、
俳人の大久保巨川(きょせん)阿部莎鶏(しゃけい)
彫師や摺師など多くの
協力を得て
錦絵(にしきえ)を新しく創り出します。

 

鈴木春信の創り出した錦絵は、
三原色(青緑、赤紫、黄)を基調として
中間色や複雑な色までも
自由に用いる多色摺の浮世絵版画です。

 

この錦絵の創始によって
世間を驚かせた鈴木春信には、
のちの芸術者たちにも影響を与えます。

 

鈴木春信は、江戸時代に大流行した
浮世絵黄金期を導いた人物といえるのです。

 

鈴木春信の最期

鈴木春信は
1770年7月7日(明和7年6月15日)
亡くなります。享年46歳。

人気絶頂期の中で生涯の幕を下ろしたのです。

 

鈴木春信の作品の特徴とは?

鈴木春信名作撰

鈴木春信の作品の特徴は、
古典の見立てをモチーフとした
情緒豊かな美人画様式です。

 

若い恋人たち、母と子ども、
さりげない日常、などを題材にして
古典主題から発展された見立絵、
やつし絵など、鈴木春信は詩的で
洗練されたイメージを豊かに表現します。

 

「見立て」とは、落語家が扇子を
箸のように持って、箸に見せること。

「やつし」とは、古典的な
題材を当世風に姿を改めること。

 

江戸時代には、
こういった表現方法が流行して、現在も日本の
伝統的な表現技法として評価されています。

 

また、当初は役者絵も描きましたが
鈴木春信の作品として美人画
とても高く評価されます。

 

最後に

ARTBOX 鈴木春信

 

鈴木春信とはどんな人だったのか?
何をした人だったのか?などなど
鈴木春信と
作品の特徴について

この記事ではなるべくわかりやすく
簡単な言葉で解説しました。

 

少しでもあなたの参考になれば幸いです。

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