- メロディは作れるが、伴奏が作れない
- 自分で作った曲をもっと豪華にしたい
- バンドをやっていてストリングスや打ち込みの音も入れたい
- 曲は全く作れないから、著作権が切れた有名な曲を自分オリジナルの曲にアレンジしてもらいたい
他にも色々な理由で
編曲を依頼したい人がいると思います。
そうした時依頼するにあたって、
料金はどのぐらいなんだろう?
会社によって様々だけど
相場はどのぐらいなんだろう?
また、有名な制作会社にしても
個人でやっているクリエイターにしても、
制作会社、個人のクリエイターに
依頼するメリットデメリットってなんだろう?
という疑問に応える為に、
今回はそれらについてもまとめてみました。
制作会社に編曲を依頼する場合の相場は?
正直会社によってまちまちで、
曲調によっても変わることが多々あります。
例えば、オーケストラの様に
楽器が何個も使われていて
複雑な構成ですとその分作業量も多くなります。
そうなってくるとどうしても
料金が高くなってしまい
逆にギター1本、ピアノ1本だけ
となってくると
オーケストラよりも低い金額になることがあります。
これは個人のクリエイターにも言えることです。
そういう事も踏まえた上で、
制作会社の編曲依頼相場は6〜10万円です。
大凡の金額はこのぐらいになります。
制作会社へ編曲を依頼する場合のメリットとデメリットについてもまとめてみました。
- 制作会社へ編曲を依頼するメリット
- 制作会社に編曲を依頼するデメリット
制作会社へ編曲を依頼するメリット
- 実績のある企業が多い
- 所属アーティストが多い為様々なジャンルや要望に応えてもらえる
- 会社という責任、ブランドがあるためコスパが良い
- 金額や納期のカテゴライズがされていて、費用や制作日数がわかりやすい
実績のある企業が多い
編曲を依頼する側からすると
これが重要になってくると思います。
過去の実績があれば
楽曲の作風やクオリティも把握できますし、
安心して依頼することができます。
自分が思っていたものとは
違うものが仕上がって
「こんなはずじゃなかったのに!」
となる確率がぐんと減ります。
所属アーティストが多い為様々なジャンルや要望に応えてもらえる
これは制作会社の最大のメリットかもしれません。
プロの作編曲家といえども、
「ポップでキャッチーな物が得意だが、
ジャズっぽいサウンドはあまり得意ではない」
「アコースティックで優しいサウンドよりも、
EDMの様なエレクトロサウンドが得意だ」
少なからずその人によって
作風の得意不得意があります。
所属アーティストが多いということは
それらの心配をしなくて済むので、
ユーザーとしては有り難いですよね。
会社という責任、ブランドがあるためコスパが良い
極々稀なケースではありますが、
個人でやられているセミプロレベルのクリエイターの中には
途中で連絡が取れなくなってしまったり、
予定していた金額より大幅に多くなっていったり。
クオリティがあまりにも低かったり、
そもそもの方向性が話していたものと
かけ離れてしまったりすることがあります。
折角お金を払ったのに
こんなことにはなりたくないですよね。
勿論個人のクリエイターであっても
責任のあるお仕事をされている方のほうが沢山いらっしゃいますが、
制作会社の場合責任と
会社のブランドがありますので信頼度は高く、
仕上がってくる物も、
制作金額相応の価値があります。
金額や納期のカテゴライズがされていて、費用や制作日数がわかりやすい
これに関しては個人のクリエイターでも
HPに記載している人も多いです。
しかし編曲だけに限らず、作詞や作曲、プロの歌入れや生楽器の追加等、それぞれの金額及び制作日数(納期)が記載されている事がありますので非常にわかりやすく、具体的にコストやスケジュールを把握することができます。
制作会社に編曲を依頼するデメリット
- 個人のクリエイターより費用がかかる
- 昔の実績ばかり公開している場合がある
個人のクリエイターより費用がかかる
仕方の無いことではありますが、
会社は作家へ支払うギャラと、
会社自体の利益が必要になってきます。
個人の場合は仲介が無く100%クリエイターに支払われます。
必然的に会社として営業を行う為には
個人のクリエイターに比べて少々割高になってしまいます。
昔の実績ばかり公開している場合がある
一概には言えませんが、
会社によっては昔手がけた有名な楽曲を推していて
最近のワークスが目立たない事があります。
音楽というものにも流行りがありますので、
古い感性のアーティストしか居ない場合、注意する必要があります。
個人のクリエイターに編曲を依頼する場合の相場は?
個人のクリエイターの場合でも、楽器構成や生楽器を入れるのかどうかなどで料金は変わってきます。
しかし制作会社に比べると安い印象があり、個人のクリエイターの編曲依頼相場は2〜7万円です。
2〜7万円とかなり幅があるのですが、アマチュアに近かったり、セミプロで行っている方は数千円〜受注してる方がいらっしゃいます。
そういう方が相場を下げている印象がありました。
個人のクリエイターでも、
5万円前後で行っている人は
ある程度のクオリティが見込めると思います。
生楽器に差し替えたり、しっかりしているものを提供してくれる方は5万円前後を意識しておくと良いかもしれません。
個人のクリエイターに編曲を依頼する場合のメリットとデメリットについてもまとめてみました。
- 個人のクリエイターに編曲を依頼するメリット
- 個人のクリエイターに編曲を依頼するデメリット
個人のクリエイターに編曲を依頼するメリット
- 金額が安い場合が多い
- クリエイターの得意な方向性が明確
- 個人相手なので密に連絡が取れる
- 制作会社よりもコスパが良い場合がある
金額が安い場合が多い
個人のクリエイターは上記でも説明しましたが、会社を通してのギャラではないので料金が安い場合が多いです。
人によっては会社と同じぐらい、若しくはそれ以上の方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、そういう方はプロの中でも実績やスキルが高い方です。
料金が高すぎないと気軽に依頼しやすいですし、作風やクオリティ、今までの実績をHPで公開している方が多いです。
料金が高くないからといって
クオリティが低いかどうかは
事前にしっかり判断できるケースが多いです。
クリエイターの得意な方向性が明確
個人でやられていますから、
自分の得意分野と不得意な分野を
しっかり説明している方が多いです。
これはお互いのトラブルを
未然に防ぐ為でもありますし、
得意分野を知ってもらえれば、
依頼する側も安心して依頼できます。
得意な方向性が自分の要望とマッチして、クリエイターの作風が好みの場合はリピートもしやすいです。
これは個人のクリエイターに依頼する大きなメリットだといえますよね。
個人相手なので密に連絡が取れる
制作会社でもこういう所は多いですが、リアルタイムチャットで連絡ができたり、途中での試聴や要望の追加、変更など柔軟に対応してくれる事が多いです。
勿論度合いによっては追加費用がかかったりはしますが、制作会社に比べると少なく済むことが多いです。
制作会社よりもコスパが良い場合がある
安すぎるところは制作会社でも個人でも、クオリティは保証できません。
個人のクリエイターは制作会社よりも安い場合が多いと記載しましたが、中にはあまり高くなくても良い物を仕上げてくれる方もいらっしゃいます。
それは自分の求めている物と
クリエイターの作風がマッチしていたり
自分好みのサウンドを提供してくれる、
という相性の良い作家を見つけられた場合です。
編曲を依頼する側にも好みがありますし、その好みに応えてくれる個人のクリエイターに出会えたら良いですよね。
個人のクリエイターに編曲を依頼するデメリット
- 得意不得意を把握する必要がある
- 依頼するクリエイターをよく調べる必要がある
得意不得意を把握する必要がある
メリットにも記載した通り、
クリエイターには得意不得意があります。
どんなものでも対応してくれる方もいらっしゃいますが、
やはりその中でも多少なりとも
得意なものとそうでないものの差違が出てきます。
そういったことを依頼する側も
しっかりと把握しておく必要があります。
依頼するクリエイターをよく調べる必要がある
これは得意不得意以外にも、
「普段どういう作品を手がけているのか?」
「最近の実績はどういうものがあるのか?」
など、
そのクリエイターの事を
よく調べておいた方が良いです。
また、リピーターがいるかどうかも重要で、
同じ依頼者が付いてる方は信頼もあります。
そういう面も調べられると良いでしょう。
最後に
今回は編曲を依頼する場合の相場について、そして編曲依頼を制作会社と個人のクリエイターにする場合のメリット・デメリットについてまとめました。
今の時代個人のクリエイターでも
機材も揃い、楽曲クオリティも上がり
制作会社との差異がかなり小さくなってきたと思います。
料金相場の違いや、それぞれのメリット・デメリットを把握した上で編曲依頼をする側は良い選択をしていきたいですね。