バーナム効果とは
心理学用語のひとつです。
1956年にアメリカ合衆国の心理学者、
ポール・ミールが
「誰にでも当てはまる要点というものがある」
という興行師P.T.バーナムの言葉に
ちなんで名づけました。
また、アメリカの心理学者
バートラム・フォアの名前をとって
フォアラー効果とも呼ばれています。
この記事では
バーナム効果とは
どういう効果なのかを解説します。
バーナム効果とは?
バーナム効果とは
どういうものなのでしょうか?
ウィキペディアには
次のように書かれています。
バーナム効果(バーナムこうか)
バーナム効果(英:Barnum effect)とは、
誰にでも該当するような曖昧で
一般的な性格をあらわす記述を、
自分だけに当てはまる性格なものだと
捉えてしまう心理学の現象。
要約すると、
誰にでも当てはまることを言われ、
それが自分だけに当てはまっていると
思い込んでしまう現象です。
このバーナム効果は、
日常生活でもよくあるのですが、
実は、悪用するときにも使えてしまいます。
バーナム効果の例
たとえば、次の質問をされたとします。
- 悲しいことがあっても数日中に忘れてしまうことがある
- 楽しいことが好きだ
- 実は傷つきやすい
- 寂しがりやな一面がある
この質問を見ていると、
「これって私のことかも」と
思うかもしれません。
しかし、これは多くの人に
当てはまることです。
でも、それを知らずに答えていくと、
「この人はなんでこんなに私のことを
分かっているのだろう」と
思ってしまうことがあるのです。
そうすることで、その人のことを
信用しやすくなります。
バーナム効果の使用方法
バーナム効果は、
普段の生活でも活用できます。
- 占いや営業
- 恋愛や人間関係
占いや営業での活用
たとえば
・「職場や人間関係で悩んでいませんか?」
・「恋愛や将来について不安に感じていませんか?」
などの質問をされると、
大半の人は「はい」と答えることが多いようです。
誰にでも当てはまりそうなことを
それらしく言うことで相手を信用させ、
そこから商品をすすめて購入を促したり、
占いで「当たってる!」と思わせる方法があるのです。
恋愛や人間関係
恋愛や人間関係などで悩んでいる場合は、
バーナム効果を理解して、
活用するのもひとつの方法です。
例えば、仕事の同僚や部下に対して、
「あなたは努力家ですね。
でも、あなたの性格だと頑張り過ぎて
疲れちゃうことがあるんじゃない?」
などというと、まるで自分の性格を
理解してくれていると捉えてしまいますよね。
自分のことを理解してくれる・
わかってくれてると思えば、
相手も心を開いてくれたり
信用することがあると思います。
このように人間関係の構築などに
バーナム効果を活用することもできます。
まとめ
この記事では
バーナム効果とはどういう効果なのかを解説しました。
他の心理学用語について
以下の記事でまとめています。
興味のあるかたは是非。