「ゴーレム効果とは何かを答えてください」
といわれたら、
あなたは説明できますか?
ゴーレム効果は
子育てと非常に密接しています。
今、子育てに悩んでいる方も
ゴーレム効果を理解することで
悩みを少しでも解消できるかもしれません。
この記事では
初めて聞いた人にも
わかりやすく
「ゴーレム効果とは何か?」を
解説していきます。
ゴーレム効果とは何か?
ゴーレム効果とは
ピグマリオン効果とは
正反対の意味を持つ心理効果です。
人に対して期待をするのとは違い、
悪い印象を持ち接すると
その悪い印象が消えずに、
実際にそのまま悪い人となってしまう
そのような心理効果がゴーレム効果といいます。
ちなみに、
辞書にはこう解説されています。
ピグマリオン効果のように
「期待」と「成績」に因果関係があるのであれば、
その逆もまた成立すると考えられた現象を
ゴーレム効果という。例えば教師が生徒と接する際に、
この生徒は成績の良くない生徒だと思いながら、
この生徒に対して成績の上がる見込みがない
期待度の低い状態で接すると、
その期待通りに生徒の成績が下がることがある。
ゴーレム効果の由来
ゴーレム効果は
ヘブライ語で「かたちなき者」
という意味を持つ、
ユダヤ教の伝説に登場する
泥人形が由来とされています。
ゴーレムの呪文によって
泥人形が動き出すとされ、
額に貼られた5枚の護符の
1枚をはがすと土に戻る
という話から引用されています。
ゴーレム効果と子育ての結びつきは?
ゴーレム効果は
期待せずに悪い印象を持ったままだと、
実際に学業や作業効率が
悪くなってしまいます。
ですから、
子どもへ「勉強ができない子」
「スポーツが出来ない子」などと
決めつけてしまうと
子どもも不満を募らせたり、
やる気さえ失ってしまいます。
また、
日常的のちょっとしたことにが
影響を及ぼすこともあるのです。
例えば、
まだ2~3歳くらいの子どもが
コップに牛乳を入れたいとします。
あなたはどのように接していますか?
「こぼすからやめようね。」
「この前出来なかったからやめなさい。」
もしも
このような受け答えをしていたならば
これは子供にとって
マイナスの言葉となってしまうのです。
こぼしたら片付けが面倒。
私(ママ)がやった方が早い。
もちろんその通りです。
しかし、
子どもに期待しないでやらせないことが
どんどん積み重なると
子どもの脳に今後
影響する可能性があります。
マイナスな言葉ばかり受け続けると
「自分はできない、やらなくていいんだ」
と育ってしまい、
子供が成長したい気持ちが
途絶えてしまいます。
親の取るべき行動・言動は?【注意点】
ゴーレム効果にならないための
子育て法として、
親の行動・言動は以下のように
注意していくことをお勧めします。
- 子どもに対してネガティブな発言はしない
- 期待の声掛けをする
- 出来ないからダメと決めずに本人がやりたいと思っていることを尊重してあげる(年齢に応じて対応する)
まとめ
ゴーレム効果について
子育てに大きく影響することが
お分かりいただけましたか?
あなたは特に
子供と一対一で接することが
多いと思います。
毎日の会話の中に
ネガティブな言葉ばかり並んでいませんか?
子どもの成長を伸ばすために
期待をかけて、
やりたい気持ちや
頑張る気持ちを応援してあげましょう。
このようなことを
ピグマリオン効果といい、
期待をかけることを意味しています。