アンダーマイニング効果という言葉。
「初めて知る言葉です!」
「少しなら意味がわかります!」
「理解しています!」
あなたはどれに当てはまりますか?
この効果には
子どもを褒めるときの注意点としても
しっかり理解してもらいたいので、
知っている人も知らない人も
この記事を読んで
もう一度子育てについて
考えるキッカケになれればと思います。
徹底的に調べましたので、
アンダーマイニング効果とは何か?
わかりやすく解説していきます。
アンダーマイニング効果とは何か?
アンダーマイニング効果とは何か?
辞書によると
このように記述されています。
内発的動機づけによって行われた行為に対して、
報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことによって、
動機づけが低減する現象をいう。
簡単に説明しますと、
自発的にやる気になっていたことに
褒めすぎたりご褒美を与えるなどした結果、
かえってモチベーションが低くなり
やる気を失わせてしまうことを
アンダーマイニング効果といいます。
この教育心理学は、
精神・心療内科、カウンセリングなどだけでなく、
スポーツ選手のメンタルケアや
モチベーション管理を行う上でも
注目されていますし、
教育現場、子育てにも活用できることです。
アンダーマイニング効果と子育てとの結びつき
子育てをするのに
「褒める」というのは
大事だと思っていました。
頑張ったご褒美も
時には与えていいものだと思っていました。
でも、
そのやり方によって
子どものやる気を
失わせてしまう原因に、、、
どうやって褒めることが
子どものやる気を阻害しないのでしょうか?
人間のやる気や意欲には
大きく分けて2つの種類あります。
- 外発的動機づけ(モチベーション)
- 内発的動機づけ(モチベーション)
外発的動機づけ(モチベーション)
外発的動機づけ(モチベーション)は
何かを頑張ることで
物質的な報酬や評価を
得ようとする意欲のことをいいます。
内発的動機づけ(モチベーション)
内発的動機づけ(モチベーション)は
仕事や遊び、勉強など、
内容自体に面白さや充実感を感じ、
自発的に頑張ろうとする意欲のことをいいます。
一般的に
内発的動機づけの方が
持続的に集中力が高く、
良い結果を出しやすいとされています。
アンダーマイニング効果の子育て法
アンダーマイニング効果の子育て法として
「褒め方」や「ご褒美」に対して
具体的に考えていきましょう。
例えば
内発的動機づけ(モチベーション)として、
子どもが遊んでいたおもちゃを
自ら進んで片づけていたとします。
子どもは「自分でできた」
「ママに言われなくても自分で出来るんだ」
という自信や達成感が生まれます。
しかし、
ここで片付けを出来たことに対する
ご褒美(おやつや新しいおもちゃなど)を
与えたとします。
もちろん
子どもはご褒美をもらえたことに喜びます。
そうすると不思議なことに
片付けをする=ご褒美がもらえる
という風になってしまうのです。
せっかく自ら進んで
片付けをしていたのにも関わらず、
「ご褒美をもらうために片付けをする」
というモチベーションに
無意識のうちに変わってしまうのです。
そしていつの間にか
ご褒美がもらえないのなら
片づけなくてもいいか
という風に判断してしまいます。
ご褒美を与えることが
悪いことではないのですが、
自発的に行動していることに関しては
見守ってあげることも
大切だと理解してください。
まとめ
アンダーマイニング効果について
褒め方、ご褒美の与え方について
お分かりいただけましたか?
子どもを育てるのに
褒めることを大切にしている母親は
気を配っている方が多いかと思います。
ただご褒美を与えることや
褒めること全てが
良い方向へ導くとは限らない
ということを理解しておくと、
今は子どものやる気を伸ばす
チャンスなんだと思い、
見守ることの大切さを
感じることができるでしょう。