「感動詞ってどういう意味?」
このように聞かれたとき、
「ああ」や「まあ」などぱっと浮かぶものがあるかと思います。
では、意味はどのように説明しますか?
この記事では、
感動詞(かんどうし)とは何か?
感動詞の意味や種類、見分け方についても
簡単にわかりやすく解説していきます。
感動詞(かんどうし)とは何か?【意味を簡単にわかりやすく解説】
感動詞の意味として、
辞書には次のように記載されています。
■感動詞(かんどうし)
品詞の一つ。
自立語で活用がなく、主語にも修飾語にもならず、他の文節とは比較的独立して用いられるもの。
一般に文のはじめにあって、感動・呼びかけ・応答などの意を表す。
なるべく簡単な言葉で
意味をわかりやすく解説していきます。
↓
感動詞とは何か?簡単に説明すると
感動・呼びかけ・応答を表した語です。
通常は文の頭にくることが多く、
活用がないため語尾は変化しません。
主語にも修飾語にもならない自立語で、
単独で用いられるという特徴があります。
感動詞の種類
感動詞は、
主に5つの種類に分けられています。
- 感動
- 呼びかけ
- 応答
- 挨拶
- 掛け声
感動
感動は喜び、驚き、悲しみ、怒り、疑い、嘆きなどを表します。
(例:あら、ああ、あれ、えっ、おお、おや、まあ、やれやれ)
喜び➜(例:おお、この作品は素晴らしい)
悲しみ➜(例:ああ、今日も雨だ)
疑い➜(例:おや、急に雲が出てきた)
呼びかけ
呼びかけは人を呼んだり、
人の注意を呼び起こすときなどに用います。
(例:もしもし、これ、さあ、そら、どれ、ねえ、やあ、)
人を呼ぶ➜(例:さあ、こっちへおいで)
注意➜(例:おい、前をよく見ろ)
応答
応答は相手の言葉への反応や返事を表します。
(例:ああ、いいえ、いや、うん、ええ、はい)
応答➜(例:ええ、それは私の物です)
あいさつ
あいさつは挨拶の気持ちを表すときに用います。
(例:おはようございます、こんにちは、さようなら)
あいさつ➜(例:おはよう、今日は一緒に遊ぼう)
かけ声
かけ声はかけ声や気勢を表すときに用います。
(例:どっこいしょ、よいしょ、そら、ほいきた)
かけ声➜(例:どっこいしょ、この本は重たいな)
感動詞の見分け方
感動詞の見分け方としては
文の最初にくることが多く、
感情や呼びかけ、応答などを表した語になります。
また、
その語だけで意味が成り立ち、
活用はなく語尾が変化しないため
比較的見つけやすい品詞の一つです。
しかし、
まれに感動詞が後ろにくる場合もあります。
注意➜(例:あっちへ行きなさい、さあ)
かけ声➜(例:投げるよ、そら)
まとめ
感動詞は
会話文や詩でよく見かける言葉であったり、
人との会話のなかで多く使われます。
何気なく普段から使っている言葉でも
感動詞の選び方次第では
会話の内容が変わってしまう重要な役割があります。
感動詞を正しく用いて
相手とのコミュニケーションに役立てましょう。