気分一致効果とは
心理効果のひとつです。
この効果は、
マーケティングなどにも
利用されています。
この記事では
気分一致効果とは
どのようなものなのかを解説していきます。
気分一致効果とは？
気分一致効果とは
良い気分のときに
良い記憶が想起されやすくなり、
悪い気分のときに
悪い記憶が想起されやすくなる
という効果です。
楽しい・心地よい時には
良い情報に着目しやすくなります。
反対に、
機嫌の悪いときには
悪い情報に着目しやすくなります。
もう少し簡単に言うと
気分の良い時には、
プラス思考（ポジティブ）になり、
気分の悪い時には、
マイナス思考（ネガティブ）になる効果です。
つまり、気分一致効果とは
気分と思考が一致しようとする作用といえます。
気分一致効果とマーケティングの関係
マーケティングにも、
気分一致効果の作用が
関係していることがあります。
- 衝動買い
- 通販番組
この２つで解説していきます。
衝動買い
衝動買いは、男性よりも
女性に多く見られる傾向があります。
実は、衝動買いも
気分一致効果が影響しています。
よく、
「買い物をするとストレス発散になる」
と聞きませんか？
買っているときは、それに集中して楽しみ
他の嫌なことも忘れられることが多いですよね。
そして、良いものを買えた場合は
さらに嬉しさが増し、
その後しばらくも楽しい気分が続きます。
このように、
自分にとって楽しい経験をすると
前向きな気持ちになり、
ストレス発散につながるのです。
また、この時には
ある種の「興奮状態」にあり、
冷静な判断ができない状態に
なっていることも事実です。
本当にそれが欲しいかは最重要ではなく
「買うこと」が楽しいのです。
女性は特に買い物をすると
幸せを感じる「快感ホルモン」が
脳内から分泌されやすいのです。
通販番組
テレビで深夜とかに多く放送される
通販番組ってありますよね。
海外の通販番組は特にそうですが、
テンションが高いイメージありませんか？
他にも、次のような特徴があります。
- テンポが良く先導するような演出
- 明るい音楽・スタジオ
- 司会者のテンションが高くハキハキしている
これらは、まさに
「気分一致効果」を利用しています。
気分を高めて、
視聴者の購入を促す効果があるのです。
これがもし、
オドオドした司会者が薄暗いスタジオで
たどたどしく進行していたらどうでしょうか？
購入どころか、その番組を
観ようと思わないですよね。
つまり、相手の気分を高めることにより、
気持ちもポジティブになり、
「この商品いいね！」という
思考を促す効果が期待されているのです！
まとめ
この記事では
気分一致効果とはどのようなものなのかを解説しました。
他の心理学用語について
以下の記事でまとめています。
興味のあるかたは是非。
