「名詞ってどういう意味?」
このように聞かれたとき、
ぱっと意味を答えることが出来ますか?
この記事では、
名詞(めいし)とは何か?
名詞の意味や種類、役割についても
簡単にわかりやすく解説していきます。
名詞(めいし)とは何か?【意味を簡単にわかりやすく解説】
名詞の意味として、
辞書には次のように記載されています。
■名詞(めいし)
自立語で活用がなく、文の主語となることができるもの。
代名詞とともに体言と総称する。数詞なども含まれる。
意味上、固有名詞・普通名詞などに分けられるが、文法上は区別する必要がないとされる。
なるべく簡単な言葉で
意味をわかりやすく解説していきます。
↓
名詞とは何か?簡単に説明すると
人、物、場所などの物事の名称を表す語で
語尾の形が変わらず単独で主語になるものです。
「休言(たいげん)」ともいいます。
名詞の種類
名詞は5つの種類に分かれています。
- 普通名詞
- 固有名詞
- 数詞
- 代名詞
- 形式名詞
名詞の種類【普通名詞】
普通名詞とは、
一般的な物事の名称を表した名詞のことです。
(例:自動車、鉛筆、時間、知識、心)
名詞の種類【固有名詞】
固有名詞とは、
人物、物事、場所などの
基本的には1つしかないものを表した名詞のことです。
(例:タモリ、スカイツリー、ニューヨーク)
名詞の種類【数詞】
数詞とは、
物の数、量、順序を表した名詞のことです。
(例:1つ、2番目、3人)
名詞の種類【代名詞】
代名詞とは、
人・物・場所・方向などを指した名詞のことです。
代名詞はさらに細かく分けることができ、
人称代名詞と指示代名詞の2種類があります。
- 人称代名詞➜人を指し示す代名詞
(例:私、君、誰、彼)
- 指示代名詞➜物事・場所・方角を指し示す代名詞
(例:ここ、そこ、あちら、どこ)
名詞の種類【形式名詞】
形式名詞とは、
意味を詳しく説明するために
常に修飾語を受けた名詞のことです。
※「こと」「もの」「ところ」「ため」「つもり」「はず」など
(例:待つこと、着るもの、行くはず)
名詞の役割
名詞には5つの役割があります。
- 主語になる
- 述語になる
- 連用修飾語になる
- 連体修飾語になる
- 独立語になる
名詞の役割【主語になる】
名詞は
「は」「が」「も」などの助詞がつくことで主語になります。
(例:名詞「私」+助詞「は」=「私は~」と主語になる)
名詞の役割【述語になる】
名詞は
「だ」「です」などの助動詞や、
「か」などの助詞がつくことで述語になります。
(例:名詞「駅」+助動詞「です」=「~駅です」と述語になる)
名詞の役割【連用修飾語になる】
名詞は
「に」「を」「へ」「と」「で」「から」「より」
などの助詞がつくことで連用修飾語になります。
※連用修飾語とは、用言(動詞、形容詞、形容動詞)を修飾する文節
(例:名詞「縄」+助詞「を」+動詞「跳ぶ」=「縄を跳ぶ」)
※助詞がかわると違う意味に捉えることができる
名詞の役割【連体修飾語になる】
名詞は
「の」「に」「を」などの助詞がつくことで連体修飾語になります。
※連体修飾語とは、体言(名詞)を修飾する文節
(例:名詞「川」+助詞「に」=「川に~」)
名詞の役割【独立語になる】
名詞は、
呼びかけや提示の独立語になります。
呼びかけの場合には
「や」「よ」などの助詞をつけることもあります。
(例:名詞のみ=「シンデレラ」/名詞+助詞「や」=「シンデレラや」)
まとめ
名詞(めいし)とは何か?
名詞の意味や種類、役割について
簡単にわかりやすく解説していきました。
名詞は
人や物、場所などの物事の名称を表し、
単独で意味が成り立つため主語になります。
もしも名詞なのか見分けられないときには
助詞の「が」「は」をつけて主語になれるものが名詞と覚えておきましょう。
正しく使うことで文章でも会話の中でも
言いたいことが相手へスムーズに伝わり
誤解を招くことが少なくなっていきますよ。