ピグマリオン効果とは何か?【心理学用語をわかりやすく簡単に。】

男の子がやる気になる子育て

 

ピグマリオン効果という言葉を
ご存知でしょうか?

 

初めて聞いた方や
言葉は聞いたことはあっても
意味はよくわからないという方も
たくさんいるかと思います。

 

ピグマリオン効果を知ることで
あなただけでなく、
子どもにとっても
良い環境が生まれていきます。

 

細かくそしてわかりやすく
説明していきますので、
ピグマリオン効果をぜひ
子育てに役立ててください。

 

 

目次

ピグマリオン効果とは何か?


ピグマリオン効果
とは
人は他人から期待されることで
意欲が上がり、
期待に沿った結果を出す傾向にある

という心理行動のひとつです。

 

これはアメリカの心理学者である
ローゼンタール氏が提唱した
教育心理学です。

 

 

ちなみに、
辞書にはこう解説されています。

【ピグマリオン効果】
他人から期待されることによって学習・作業などの成果が上がる現象。
米国の心理学者ローゼンタールが、
教師からの期待の有無が
生徒の学習成績を左右するという実験結果をもとに報告。
名称はギリシャ神話のピグマリオンにちなむ。

 

ローゼンタール氏が行った実験では、
教師から期待された生徒は成績が上がり、
期待されなかった生徒は成績が下がる
という結果になりました。

 

つまり、
教師が期待する結果に対して、
生徒が期待通りに
応えていることを表しています。

 

このことにより、
生徒の学習意欲や知識の向上は
担任教師の期待の有無によって
非常に左右されることがわかりました。

 

 

この実験結果から
ピグマリオン効果は別名で

  • 教師期待効果
  • ローゼンタール効果

とも呼ばれます。

ピグマリオン効果を子育てに活用するには?

ピグマリオン効果は
親が子へ期待することで、
学習や作業などの成果、意欲
向上させてあげることができます。

どんな場面でピグマリオン効果を使うの?

では実際にどんな場面
ピグマリオン効果を活用していくか
考えていきます。

 

例えば、
子どもがお手伝いをしたい
言ってきたことはありませんか?

「私もママみたいにお野菜切りたい」なんて。

正直、
一緒にやってたら時間はかかるし危ないし、、、
内心やらせたくないこともあります。

 

しかし、
そういう場面こそ
ピグマリオン効果を活用するときなんです!

 

少し余裕のある時でいいんです。
ほんの一部分でもいいんです。

 

子どものやる気
できることを伸ばすために
「やりたい」という気持ちに寄り添い
期待してあげるのです。

 

しかし
いざやってみようとなった時、
心の中で期待しても
気持ちは伝わりません。

具体的にどのようにして
期待していることを
表せばいいのでしょうか?

ピグマリオン効果を使うときのポイントは?

 


ピグマリオン効果

使うときのポイントを4つ押えましょう。

  • 働きかけること
  • 本当に期待をかけること
  • 良いところを見つけてあげること
  • 言葉で伝えること

 

先程のお手伝いを例にしますが、
子どものやりたいを尊重し、
「お手伝いしてくれるのとっても助かるわ。
○○ちゃんなら上手にできるから
ママとやってみようか?」
働きかけ期待を込めます。

 

成功したら
たくさん褒めてあげてください。
それが子どもの
自信につながります。

 

もしも上手くいかなくても、
上手にできたところだけに焦点をあて
褒めてあげましょう。

そして、
次へのやる気
引き出してあげればよいのです。

まとめ


ピグマリオン効果
とは何かを
理解できたでしょうか?

 

期待を働きかけることで
得られる成果は
親にとっても子供にとっても嬉しいものし、
コミュニケーションとしても最適です。

 

普段から子どもをよく観察し、
一生懸命取り組んでいるや
成長している様子を
その時その時で褒めること、
期待も込めることを
是非行ってください。

 

子どもも
「ママは私のことを
ちゃんと見てくれてるんだ」と思い、
あなたの愛情より一層伝わります。

心理学用語には
ピグマリオン効果と真逆の言葉があります。

それはゴーレム効果です。

 

https://linexat.com/mental/

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