主語(しゅご)とは何か?【意味を簡単にわかりやすく解説】

「主語ってなに?どういう意味?」
「主語の使い方がわからない。。」

主語の意味や正しい使い方を知らないと
文章が相手に伝わりずらくなったり
コミュニケーションの場などでも
悪い影響を及ぼす可能性があります。

 

主語(しゅご)とは何か?
主語の意味や使い方などについて
簡単にわかりやすく解説していきます。

 

目次

主語(しゅご)とは何か?【意味を簡単にわかりやすく解説】

主語の意味として、辞書には
次のように記載されています。

■主語(しゅご)

文法上、述語に対し、それが表す動作・作用を持つものを表した語。

なるべく簡単な言葉を使用し
意味をわかりやすく解説していきます。

主語とは何か?簡単に説明すると
「何が・誰が」などを表す言葉です。

例えば、
「私が作った」や「車が動いた」の文では、
「私が」や「車が」の部分が主語にあたります。

  • 何が➜車が
  • 誰が➜私が

このように文の中の
主題や動作の主体(動作をする人や物)
表したものが主語ということです。

 

ちなみに、「私が」だけでなく、
「私は」や「私も」なども主語となります。

基本的には、
名詞と助詞(「が」「は」「も」など)が
セットとなり主語になる場合が多いです。

  • 私(名詞)+が(助詞)=主語
  • 私(名詞)+は(助詞)=主語
  • 私(名詞)+も(助詞)=主語

 

主語の見つけ方

主語を正しくみつけるためには
先に述語を見つけることがポイントです。

 

例えば、
「私が歌った」の文であれば、
「歌った」の部分が述語であり、
「私が」の部分が主語になります。

このように述語を見つけてから、
その述語に対する動作をしたのは
「誰か」または「何か」を探すことで
主語を簡単に見つけることができます。

 

もしも主語がなく、「歌った」だけでは
誰のことを指しているのかわかりません。

伝える相手との関係などによりますが
内容を的確に伝えるためには
主語が必要となることが多いです。

 

主語がない文章もある!主語の省略について

日本語には主語がない文章もあります。

主語がない場合とは、
同じ主語が続くときや
言わなくても主語が通じるときなどに主語を省略します。

 

例えば、主語を「私」としたとき、
省略せずに表すと次のような文章になります。

「私は爪を短くしている。私はピアノが趣味だ。私は大学で音楽を勉強している。」

 

では上の文章の主語を省略すると、次のようになります。

「私は爪を短くしている。ピアノが趣味だ。大学で音楽を勉強している。」

 

最初の例文のように
全ての文に「私は」が入ることで
かえって読みにくいことがあります。

その場合に主語を省略することで
読みやすい文章になるのです。

 

主語を省略する際の注意点

主語を省略する際には
客観的に見たとき、主語がなくても
意味が通じるかどうかがポイントです。

 

例えば「今日、30になった。」
と話し手が言ったとします。

この30とは年齢のこと?日付のこと?
何に対して言っていることなのか
相手に伝わってないかもしれない。

相手に伝わりにくい場合でも
主語を省略してしまうことがあります。

「今日、私は30になった。」
「今日、日付は30になった。」などと
「~は」の主語をつけないと
意味が通じなくなることもあるため、
主語の省略のしすぎには注意しましょう。

 

まとめ

主語(しゅご)とは何か?
主語の意味や使い方などについて
簡単にわかりやすく解説していきました。

 

 

主語は文末にある述語を探し、
それに対する「誰が・何が」を表す言葉です。

しかし、
必ずしも文章の中に主語があるのではなく
省略されることもあります。

省略するときは
主語がなくても
意味が通じるかどうかに注意して
誰が見てもわかるように
文章を組み立てることを意識してみましょう。

 

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