徳島県は四国のなかの
ひとつの都道府県です。
伝統ある盆踊りの「阿波踊り」や
渦潮が見られる「鳴門海峡」など
徳島ならではの観光名所が多数存在します。
この記事では
徳島県の郷土料理(名物料理)や歴史なども解説します。
徳島県の郷土料理(名物料理)とは?
徳島県には
いくつもの郷土料理があります。
ここでは2つの
名物料理を紹介します。
- ぼうぜの姿寿司
- でこまわし
これらの郷土料理の歴史なども解説していきます。
徳島県の郷土料理(名物料理)ぼうぜの姿寿司
ぼうぜの姿寿司は、
イボタイを使った寿司の一種で、
徳島県北部に伝わる郷土料理です。
特に秋祭りの時期になると
作られている押し寿司です。
魚を7時間以上酢につけて柔らかくし
頭まで食べられるようにします。
徳島県特産のすだちが、
寿司の上に添えられたり、
ぼうぜを締める酢や寿司酢に
加えられることも多いです。
ぼうぜとは、8~11月頃に
多く獲れる白身魚で淡白な味です。
血合いや骨が少なくて、
食べやすいのが特徴です。
また、ぼうぜの呼び名は様々で
エボダイ、イボダイ、ウボゼ、ジズなどがあります。
農林水産省の「郷土料理百選」の
徳島県の郷土料理に選定され、
徳島県徳島市が決める
「とくしま市民遺産」にも選定されました。
ぼうぜの姿寿司の歴史
徳島県のすしの起源は古く、
平安期に朝廷に阿波から
魚のすしを贈った記録があります。
しかし、現在のような行事食として
つくられ始めたのは19世紀に
なってからだといわれています。
徳島県の郷土料理(名物料理)でこまわし
でこまわしとは
徳島県三好市祖谷地方の名物料理です。
いろりに串を立てて
焼いて食べる、味噌田楽です。
「ごうしゅういも」という地元の
じゃがいもと、そば団子、岩豆腐、
丸こんにゃくを串に刺して下焼をして、
味噌だれをつけて再度焼いてから食します。
でこまわしの歴史
でこまわしの名前の由来は、
串をいろりに立てて、焦げないように
串を回しながら焼く様子が、
伝統芸能の阿波人形浄瑠璃の
木偶(でこ)人形の頭を
回しているように見えたという説があります。
他にも、
熱い料理をふうふうと
吹きながら串を回す様子が、
木偶の頭を回しているように
見えることからという説もあります。
阿波はその昔、
淡路島で盛んであった人形浄瑠璃が
伝わって、盛んになった地です。
そのため、その土地の人たちの
身近であった人形浄瑠璃にちなんで
名づけられたでこまわしは、地元の伝統的な名物料理といえます。
まとめ
この記事では
徳島県の郷土料理(名物料理)や歴史なども解説しました。