民主主義(みんしゅしゅぎ)とは
ひとつの思想や運動のことを指します。
古代ギリシャから始まり、
歴史上様々な人々が犠牲を払いながら
獲得した政治制度といえるでしょう。
民主主義とは何か?
どのような思想なのか?などなど
民主主義について
この記事ではなるべくわかりやすく
簡単な言葉で解説していきます。
民主主義とは何か?
民主主義とは
人民が権力を所有して
行使する政治形態のことです。
もっと簡単に言うと
「国の在り方を決める権利は
国民が持っている」と考える政治体制です。
古代ギリシャに始まり、
17、18世紀の市民革命を経て成立した
近代国家の主要な政治原理および
政治形態となりました。
英語ではデモクラシー(democracy)といいます。
近代民主主義においては
以下の部分が重要視されています。
- 国民主権
- 基本的人権
- 法の支配
- 権力の分立
現代では、政治形態だけでなく
広く一般に、人間の自由と平等を
尊重する立場をいいます。
他の主義との違い
資本主義、社会主義、共産主義など
様々な”主義”がありますが、
これらは経済体制を表すのに対して
民主主義は政治体制を示しています。
民主主義国家では
国民の政治的な自由や表現の自由、
言論の自由が認められています。
国民が自分たちの代表を選挙で選び、
選ばれた代表者が政治を行います。
そして、代表者の仕事が
国民のためになっていなければ、選挙で
その地位からおろすことも可能です。
日本の民主主義
ここでは
日本の民主主義について
解説していきます。
三権分立【日本の民主主義】
日本の民主主義を保証しているのが
「三権分立」という制度です。
日本国憲法では、三権分立を
国の基本制度としています。
三権とは次の三機関を指しています。
- 立法
- 行政
- 司法
立法は、法律をつくる機関であり、
これは「国会」と呼ばれています。
行政は、国会が作った予算や
法律に基づいて政策を実行する機関で、
「内閣」がこれにあたります。
そして司法は「裁判所」のことで
国会が成立させた法律が憲法に
違反していないかを判断しています。
三機関に分かれているのは、
立法、行政、司法がそれぞれ
独立することで互いに監視し、
権力の過度の集中を防ぐためです。
日本は民主主義後進国【日本の民主主義】
日本が民主主義を採用したのは
第2次世界大戦後のことです。
そして日本は海外の先進国と比べると
投票率が低い、報道の自由度が低い、
女性の議員が少ないなど課題が多く
民主主義国家レベルは低いと考えられています。
海外から見た
日本の民主主義の評価は低く、
民主主義後進国といわざるをえません。
私たち一人一人が
国の在り方を意識していきたいですね。
最後に
民主主義とは何か?
どのような思想だったのか?などなど
民主主義について
この記事ではなるべくわかりやすく
簡単な言葉で解説しました。
少しでもあなたの参考になれば幸いです。