三重県は近畿地方に
属する都道府県のひとつです。
二千年もの歴史を刻む伊勢神宮や
絶叫マシンやプールで有名な
ナガシマスパーランドなど、
数多くの観光名所を擁します。
この記事では
三重県の郷土料理や歴史なども簡単に解説していきます。
三重県の郷土料理一覧
- 伊勢うどん(いせうどん)
- 手こね寿司(てこねずし)
- あらめ巻き(あらめまき)
- あいまぜ
- こけらずし
- さんまずし
- ふき俵(ふきだわら)
- 盆汁(ぼんじる)
- いばら餅(いばらもち)
- さめなます
- 魚のじふ
- 茶粥(ちゃがゆ)
- 豆腐でんがく(とうふでんがく)
- なれずし
- のっぺい
- あほだき
- いわしずし
- かきまぜ
- ガラガラおろし
- きゅうりの冷や汁(きゅうりのひやじる)
- こうなごのくぎ煮(こうなごのくぎに)
- 雑煮(ぞうに)
- たこ飯(たこめし)
- ないしょ餅(ないしょもち)
- 野菜の漬物(やさいのつけもの)
- まんぼう酢味噌あえ(まんぼうすみそあえ)
- なめろう
- ちゃつ
- 魚の漬物
- 落花生の煮豆(らっかせいのにまめ)
伊勢うどんとは?【三重県の郷土料理(名物料理)】
伊勢うどんとは、
三重県伊勢市を中心に
食べられているうどんの一種です。
長時間やわらかく煮た極太のうどんに、
たまり醤油や鰹節、いりこや昆布などの
だし汁を加えた濃厚でやや甘めの
黒いつゆ(タレ)を加えたうどんです。
かけうどんのように多量のつゆに
浸かったものではありません。
具やトッピングは少なく、
薬味の刻みネギや七味唐辛子をかけて、
シンプルに食べるのが特徴です。
伊勢うどんの麺は極太で
直径1cm程のものが多いです。
非常に柔らかくもちもちしていて
一般的なうどんとは
かなり異なる食感を持っています。
伊勢うどんは、
ずっと茹で続けているため、
すぐに提供できます。
また、汁がないため
すぐ食べ終わることなどから、
お伊勢参りで混み合う客を次々とさばきやすいというメリットもあるのです。
伊勢うどんの歴史
伊勢うどんの歴史は、
江戸時代より前から、
伊勢(現在の三重県)周辺の農民が
食べていた地味噌のたまりをつけた
うどんを食べやすく改良したのが始まりと言われています。
その後、お伊勢参りの参拝客に
うどんを振舞うお店が出てきたことで定着しました。
手こね寿司とは?【三重県の郷土料理(名物料理)】
手こね寿司とは、
志摩地方発祥の郷土料理です。
カツオやマグロなどの赤身のお刺身を
醤油などで作ったタレに漬けこんで
酢飯をあわせて食べるお寿司です。
お好みで、大葉や生姜、海苔などを
薬味として散らして食べます。
現在でも三重県では
宴会の席などで食べられています。
農林水産省の「郷土料理百選」の
三重県の郷土料理として選定されました。
手こね寿司の歴史
手こね寿司の歴史は
奥志摩地方の猟師がかつお漁で忙しく、
手軽に作れて、腐りにくい食事を求めました。
その中で生まれたのが、
獲れたてのかつおをぶつ切りにし、
調味料と持参した酢飯を
手でこねて混ぜあわせて
食べたのが始まりと言われています。
また、当地では
女性も海女として働くことが多く、
準備に時間のかからないこの料理が定着したといわれています。