日本では、
色々な種類の牛を飼育していて、
ブランド牛もたくさん存在しています。
よく聞く黒毛和牛ってあると思いますが、
最近、褐毛和種という牛肉が
注目を集めつつあるんです。
この記事では
褐毛和種(あかげわしゅ)とはどういう肉か、
肉質や市場価格なども解説していきます。
褐毛和種(あかげわしゅ)ってどんなお肉?
褐毛和種(あかげわしゅ)とは、和牛の一種です。
日本で牛というと、
白と黒がまだらな「ホルスタイン」、
黒一色の「黒毛和種(黒毛和牛)」が有名です。
しかし近代以降、
褐色の毛色が特徴である
「褐毛和種(あか毛和牛)」が存在します。
熊本県と高知県を主産地とし、
関東・東北地方にも分布する兼用牛です。
褐毛和種(あかげわしゅ)の特徴
褐毛和種(あかげわしゅ)は
以下のような特徴を持ちます。
- 日本で2番目に多く飼育
- 毛色が褐色
- 育てやすい
- 免疫力が強い
- 肉質は赤身が多い
- 適度な脂肪交雑
肉質は、黒毛和牛に比べると
やや劣りますが、
肉質は赤身が多い為、
健康志向の人たちに人気があります。
褐毛和種の肉質の魅力は、
余分な脂肪がなく、適度な霜降りと
旨み成分を多く含む赤身が多いことです。
赤身には、旨み成分といわれる
イノシン酸やグルタミン酸が特に
多く含まれているのです。
つまり褐毛和種の肉は、
旨み成分が多く、
ヘルシーでおいしい肉といえます。
褐毛和種(あかげわしゅ)の種類
褐毛和種(あかげわしゅ)は
2つの種類があります。
- 熊本系
- 高知系
以下で違いを簡単に解説します。
熊本系の褐毛和種(あかげわしゅ)
熊本系の褐毛和種(あかげわしゅ)は
鼻や角が白いのが特徴です。
また、高知系よりも
体が一回り大きいです。
熊本系は、
阿蘇牛・球磨牛・矢部牛などに
シンメンタール種を交配したものを改良しています。
高知系の褐毛和種(あかげわしゅ)
高知系の褐毛和種(あかげわしゅ)は
鼻や角が黒いことが特徴です。
また、明治時代に輸入された朝鮮牛と
シンメンタール種の雑種を改良したものです。
褐毛和種(あかげわしゅ)の市場価格
褐毛和種(あかげわしゅ)の
市場価格はどのくらいなのでしょうか。
部位によって変わりますが、
100gあたりの価格は
だいたい以下の通りです。
- シャトーブリアン…4500円
- ヒレ…3200円
- サーロイン…3000円
- ロース…2400円
現在、注目されている
褐毛和種は、通販サイトでも
売り切れ状態であったり、
値段の変動もあると思います。
切り落としなどが売っているときなら、
上記の値段よりもお得に購入できるかもしれません。
ぜひ、随時確認してみて下さい。
まとめ
この記事では
褐毛和種(あかげわしゅ)とは
どういう肉か、肉質や市場価格なども解説しました。