山形牛ってどんな和牛?【特徴や値段の相場なども解説】
山形牛ってご存知ですか?
山形県産の牛だと
「米沢牛」という有名なものが
ありますが、山形牛とは
どう違うのでしょうか?
この記事では
山形牛とはどんな和牛か
特徴や値段の相場なども解説していきます。
山形牛とは?
山形牛とは、
山形肉牛協会が商標を
保持しているブランド牛です。
読み方は「やまがたぎゅう」が
正しい読み方です。
様々な銘産牛肉が誕生していった中で
当時の山形県知事が
山形県産の牛肉の品質・規格を
統一するために、「山形牛」と銘名したそうです。
山形牛の定義
次の3つの基準を満たした
牛肉を「山形牛」として認定しています。
- ※山形県で最も長く肥育された
未経産及び去勢の黒毛和種※ - 肉質等級4等級以上
(※の条件を満たした場合は、3等級も含む) - 放射性物質が「不検出」であること
山形牛の基準には、枝肉に放射能が
検出されないことも含まれていて、
安全性を配慮しているブランド牛なんです。
山形牛と米沢牛の違いは?
山形牛も米沢牛も、
同じ山形県で生産されていますが、
何が違うのでしょうか?
米沢牛は、
米沢牛銘柄推進協議会が定めた
以下の基準を満たしたものを
米沢牛としています。
- 山形県置賜地方に居住し、本協議会が
認定した飼育者が登録された牛舎で
18か月以上飼育したもの - 未経産又は去勢の黒毛和種
- 本協議会が認めた共進会などで出品したものも含む
- 生後32か月以上で肉質等級3等級以上のもの
- 放射性物質が「不検出」であること
つまり、
山形牛が山形県で育てられたブランド牛全般に対し、
米沢牛はさらに厳しい条件の中で肥育された黒毛和種といえます。
山形牛の特徴
山形牛には
次のような特徴があります。
- きめ細かい肉質
- 甘い風味の脂身
- 良好なサシの入り
- 融点が低く、とろける
山形牛の育つ
山形県ならではの特徴が、気候です。
山形の気候は寒暖がはっきりとしていて、
牛の成長が少し遅いとされています。
そのことを上手に利用し、
あえて成長を遅らせ、時間をかけて
肉の脂質を良くする目的もあるようです。
通常の和牛は、
25か月程度で出荷されますが、
山形牛は30か月以上有していることが多いのです。
山形牛の値段の相場
山形牛はどのくらいの
値段が相場なのでしょうか。
100gあたりのそれぞれの部位の
値段相場は以下の通りです。
※値段の変動があります。参考価格です。
- サーロイン…4,000
- ロース…1,600円
- ヒレ…2,300円
- ウチモモ…1,300
山形牛は、定義が広いので、
値段に少しばらつきがあります。
通販サイトなども、かなり
値段が異なるので、
お好みの部位を比べて購入すると良いかもしれません。
まとめ
この記事では
山形牛とはどんな和牛か
特徴や値段の相場も解説しました。
少しでも役に立てば幸いです。