松阪牛を、知っていますか？
高級なお肉といわれ、
あまり日常的に食べる機会は
ないかもしれません。
そんな松阪牛って
どんな牛なのでしょうか。
この記事では
松阪牛ってどんな和牛か
特徴や値段の相場なども解説していきます。
松阪牛とは？
松阪牛とはどんな牛なのでしょうか？
松阪牛は、
三重県松阪市、津市ほか
指定された地域の農家で
肥育された黒毛和牛を指します。
地域団体商標で
日本三大和牛の一つに数えられます。
松阪牛の読み方は？
松阪牛は正式に
「まつさかうし」と読みます。
しかし、「まつさかぎゅう」でも
間違いではありません。
ただし、まつざかうしや
まつざかぎゅうは誤りです。
漢字も松坂ではなく
松阪が正しいので気を付けましょう。
松阪牛の定義
松阪牛には定義があり、
以下の条件をすべて満たした牛が
松阪牛と認められます。
- 黒毛和種（黒毛和牛）
- 未経産の雌牛（めうし）
- 松阪牛生産区域での
肥育期間が最長・最終であること - 生後１２か月齢までに松阪牛生産区域に導入され、
導入後の移動は区域内に限る - 松阪牛個体識別管理システムに
登録していること
松阪牛生産区域は、
旧２２市町村あります。
市町村の合併等があったのですが、
松阪牛生産区域の範囲は変わらず
旧市町村の指定された地域のみとなっています。
松阪牛の特徴
松阪牛には
次のような特徴があります。
- きめの細かい霜降り（サシ）
- 柔らかな肉質
- 甘くて深みある上品な香り
- 脂肪の溶け出す温度が低い
松阪牛の特徴の一つとして、
脂肪の溶け出す融点が
低いことが挙げられます。
その理由は、松阪牛は
飽和脂肪酸よりもヘルシーな
不飽和脂肪酸が豊富に
含まれているからなんです。
同じ和牛と比べても融点が低く、
舌触りが非常に良く
とろけるような食感となります。
主にすき焼き用や焼き肉の
高級肉として取引されています。
特産松阪牛とは？
松阪牛には、
さらに稀少性の高い
「特産松阪牛」が存在します。
特産松阪牛とは、
「松阪牛の中でも、兵庫県産の子牛を導入し
松阪牛生産区域で９００日以上肥育した牛」と
されています。
松阪牛全体の数パーセントしか
存在しない「特産松阪牛」は、
長年培ってきた技術・努力によって
生産されているのです。
松阪牛の値段の相場
松阪牛の値段の相場は
以下の通りです。
※参考価格です。値段の変動があります。
- サーロイン…4,000円
- 特選ロース…4,000円
- ロース…3,000円
- ヒレ…2,700円
- モモ…1,800円
- バラ…1,300円
１００gあたりの値段の相場です。
決して安いとは言えませんが、
徹底した品質管理・飼育のもと
育てられた松阪牛は
一度食べてみる価値ありの食品です。
まとめ
この記事では
松阪牛ってどんな和牛か
特徴や値段の相場も解説しました。