「茶番」の由来や語源は何?

茶番っていうどういう意味だっけ?
柴犬
茶番っていうのは簡単にいうと、誰もが噓だとわかるようなバカバカしい行為とか物事のこと
日本人
底の見えすいた可笑しな話とか行為を、茶番っていうことが多いね
日本人
なるほど!
でもなんで茶番っていうの?
柴犬
茶番の語源とか由来が気になる
柴犬
茶番の語源は「茶番狂言」。
その言葉が省略されて、茶番っていわれるようになった流れ
日本人
茶番狂言??
柴犬
この記事では
「茶番(ちゃばん)」の由来や語源について
わかりやすく簡単な言葉で解説します。
茶番の語源である「茶番狂言」とは何か?
茶番(ちゃばん)の語源となった
茶番狂言(ちゃばんきょうげん)とは
江戸時代の後期に流行った寸劇です。
江戸を中心に素人が役者のように演技をする劇で
茶番狂言の特徴は、最後に滑稽な落ちをつけること。
これは豆知識ですが、茶番狂言で落ちをつけるときは、その落ちに関連する物をお客さんにみせて、それを無料を配っていたそうです。
そのためお客さんは寸劇だけではなく、その無料配布されるものを目当てにする人も増えたとのこと。
茶番の由来について
「茶番狂言」をする演者はみな
本物の役者ではなく素人だったこともあり
「茶番狂言=ばかばかしい物事」
というイメージが定着したそうです。
その「茶番狂言」の狂言が省略されて
みえすいたばかばかしいことを
「茶番」というようになったのが由来です。
なぜ「茶番狂言」という名の劇なのか?【茶番狂言の由来】
そもそもなぜ
「茶番狂言」という名の劇なのか?
そこを読み解くと
「茶番」という言葉の
本当の由来がわかります。
「茶番」とは、劇場の楽屋で、
お茶の準備などをする役のこと。
この茶番を担当することになった人が
茶菓子などを落ちとして使った余興が
素人に広まり誕生した狂言が「茶番狂言」。
そのため「茶番」という言葉が
寸劇の名に使用されているそうです。
※江戸時代の人の日常生活が書かれた
当時の資料「俗耳鼓吹(ぞくじこすい)」にも
この「茶番」の存在が書かれています。