「いちゃもんをつける」の語源や由来は何?

いちゃもんをつけるの語源は「いちゃつき」と「文句」の2つです。

※「いちゃつき」の意味は現在と異なり、いちゃいちゃするなどの意味ではありません

当時の「いちゃつき」とは
「言い争い」のことをさします。

江戸時代の1783年の書籍
「柳巷訛言(さとなまり)」では
言い争いの意味で「いちゃつき」が使用されます。

柳巷訛言 (国立図書館コレクション)

 

「いちゃもんをつける」という言葉が
いつから日本で使用されているのか?

具体的な時期は不明ですが
もっとも古い例文として
野坂昭如が書いた「修羅の思想」が挙げられます。

軍部にいちゃもんをつけること

修羅の思想
野坂昭如エッセイ集〈5〉修羅の思想 (1973年)

 

この書籍が出たのは1973年ですが
その時期よりももっと前の時期から
「いちゃもんをつける」という言葉は
多く使用されていたと考えられています。

 

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