「部屋」の語源や由来は何?

「部屋」の語源や由来は何?
柴犬
「部屋」の語源や由来について
「部屋」の語源や由来をたどっていくと
平安時代までさかのぼることになります。
「部屋」の「屋」は
「建物」を意味する言葉です。
「部屋」の「部」については
意味が明らかになっていません。
「離れた」や「隔てた(へだてた)」
といったような意味が部屋(へや)の
「へ」の語源や由来ではないのか?
と専門家の間では考えられています。
平安時代から使用された例を
資料から確認することができます。
「落窪物語」の中で
「部屋」という言葉は
複数回使用されています。
落窪物語(おちくぼものがたり)とは
「和製シンデレラ」ともいわれる作品で
主人公は畳の落ち窪んだ部屋に住まわされ
血をわけぬ母からいじめられる薄幸の姫君。
この「落窪物語」の作者として、清少納言の名が挙がることもあるけど、実際は誰が書いたのか不明の謎の作品です!
柴犬
「落窪物語」の中では
「部屋」が頻繫にでてきますが
源氏物語や枕草子の中には
一回も「部屋」がでてきません。
そのことから、平安時代では
通常は人が住まないような場所を
「部屋」といっていたのでは?と
専門家の間では考えられています。