井原西鶴(いはらさいかく)は
江戸時代を生きた浮世草子作家、俳人です。
誕生時期:1642年
死亡時期:1693年9月9日
井原西鶴とはどんな人だったのか?
何をした人だったのか?などなど
井原西鶴や代表作品について
この記事ではなるべくわかりやすく
簡単な言葉で解説していきます。
井原西鶴ってどんな人?
井原西鶴の誕生日
井原西鶴は1642年(寛永19年)頃に
大坂難波(現在の大阪府大阪市)の
裕福な商人の家に生まれたそうです。
※井原西鶴の具体的な誕生日は不明です。
本名は平山藤五だったと考えられています。
井原西鶴と談林俳諧
井原西鶴は
15歳の頃から俳句や俳文などを書く
俳諧師を志して、各地を放浪します。
そして21歳の若さで俳諧の点者と
呼ばれる俳諧の師となります。
さらに井原西鶴は、30歳を過ぎた頃に
談林俳諧の西山宗囚(そういん)のもとに
入門して、名前を”西鶴”と名乗ります。
井原西鶴と浮世草子
井原西鶴の俳句は、
時代の最先端をいく目新しい作品が特徴で
「オランダ西鶴」とも呼ばれます。
師の西山囚宗の死後、41歳の井原西鶴は
『好色一代男(こうしょくいちだいおとこ)』を書き
大人気作家に君臨します。
このように娯楽的な
通俗小説を浮世草子(うきよぞうし)と呼び、
井原西鶴は江戸時代初期に大流行した
浮世草紙の第一人者となったのです。
井原西鶴の最期
井原西鶴は
1693年9月9日(元禄6年8月10日)に
亡くなります。享年51歳。
死後に、弟子の北条団水らが
井原西鶴の遺稿を整理して編集した
『西鶴織留』と『西鶴置土産』などを刊行します。
井原西鶴の代表作品
ここでは
井原西鶴の代表作品を
紹介していきます。
- 好色一代男
- 日本永代蔵
- 世間胸算用
これらの作品について
以下で簡単に解説します。
好色一代男【井原西鶴の代表作品】
『好色一代男』は
井原西鶴の浮世草紙第1作です。
「源氏物語」や「伊勢物語」などの
古典をパロディ化しながら、主人公
世之介の7歳から60歳にわたる
好色生活を描いています。
近世前期の様々な恋の模様を新鮮な
感覚でとらえており、浮世草子という
新ジャンルを確立したのです。
日本永代蔵【井原西鶴の代表作品】
『日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)』は
井原西鶴の町人物の第1作です。
副題に「大福新長者教」とあり、
勤勉、倹約、才能によってお金を稼ごうとしたり、
それに失敗もする町人の姿を描いています。
のち1824年には『大福新長者鑑』と
題名を改めて出版をし、江戸時代を
通じたベストセラーとなっています。
世間胸算用【井原西鶴の代表作品】
『世間胸算用(せけんむねざんよう)』は
井原西鶴の町人物の代表作です。
1年最後の決済日となる大晦日に
展開される、町人たちが繰り広げる
様々な金のやり取りの悲喜劇です。
庶民の中の深刻な経済生活と生活力を面白おかしく描いています。
最後に
井原西鶴とはどんな人だったのか?
何をした人だったのか?などなど
井原西鶴や代表作品について
この記事ではなるべくわかりやすく
簡単な言葉で解説しました。
少しでもあなたの参考になれば幸いです。