建長寺(けんちょうじ)は
神奈川県鎌倉市山ノ内にある寺院です。
鎌倉五大寺の一つで、鎌倉五山で
第一位の寺格となっています。
この記事では
建長寺の歴史だけでなく
観光での見どころについて
分かりやすく解説していきます。
建長寺の歴史について
建長寺の歴史は
鎌倉時代にまで遡ります。
1253年に
鎌倉幕府の5代執権だった北条時頼が
南宋(現・中国)の僧侶・蘭渓道隆を
鎌倉に招き、建長寺を創建したと言われています。
北条時頼は仏教信者で
禅宗を信仰していた為、
建長寺は北条時頼の信仰に基づいています。
日本で初めての純粋禅道場が開かれ
1000人を超える僧侶が修行に
訪れていたことがあったとも
伝えられていおり、日本に存在する
禅寺の中で最も古いお寺でもあります。
また建長寺の境内がある場所は、
古くは「地獄ヶ谷」と呼ばれていた
処刑場で、罪人供養のために地蔵菩薩像を
本尊とする心平寺という寺が建てられていました。
建長寺の本尊が一般的な
釈迦如来ではな地菩薩であるのは、
この因縁によるものです。
建長寺は、けんちん汁発祥の地??
また建長寺は、けんちん汁発祥の
地であることはご存じですか?
建長寺で精進料理を振舞っていた際
来客の多さで食材が不足し、苦渋の選択で
つぶした豆腐と野菜を煮込んで
汁物として出したのが始まりです。
これが建長汁として有名となり、
なまってけんちん汁と呼ばれるようになったそうです。
その後、建長寺は1293年に発生した
鎌倉大地震により建造物の大半が倒壊し炎上します。
再建を図りますが、
1315年、1416年をはじめとする
度々の火災で創建当初の建物を失います。
建長寺の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
建長寺の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
仏殿【建長寺の見どころ】
建長寺の仏殿は、
重要文化財に指定されています。
現在の仏殿は1647年に東京・芝の
増上寺の霊廟が移築されたものです。
内部には巨大な地蔵菩薩像が安置されています。
三門【建長寺の見どころ】
現在の三門は、1775年に
再建されたもので山門とも書きます。
建長寺の三門は
国の重要文化財に指定されています。
楼上には釈迦如来・五百羅漢・
十六羅漢が安置されています。
建長寺坐禅会【建長寺の見どころ】
建長寺では毎週金・土曜日の
午後5時から6時に
「建長寺坐禅会」を開催しています。
建長寺は拝観受付で
入山料500円を払いますが、
この坐禅会は無料。しかも
事前予約なしで参加できます!
気になる方は、ぜひ参加してみて下さい。
最後に
この記事では建長寺の歴史、
観光での見どころについて
なるべく分かりやすく解説しました。
寺の歴史に興味のある方や
これから建長寺を
観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。