万葉集とは何か?どんな時代に成立?代表作は?【わかりやすく簡単な言葉で解説】

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物語が飛び出る本
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万葉集 全訳注原文付(一) (講談社文庫)

 

万葉集(まんようしゅう)とは
7世紀後半から8世紀後半、
奈良時代につくられた和歌集です。

 

どんな時代に成立したのか?
代表作はどんなものか?

 

この記事では
万葉集とは何か
わかりやすく簡単な言葉で解説していきます。

 

万葉集とは何か?

万葉集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

万葉集とは、奈良時代に編まれた
日本に現存する最古の和歌集です。

 

天皇、貴族から下級官人、さらには
名も残っていない防人(さきもり)など
さまざまな身分の人間が詠んだ歌を
全20巻4536首を集めています。

※防人=北九州の防備に当たった兵士

 

万葉集の構成について

万葉集に残っている歌は、基本的に
五・七・五・七・七の短歌が9割を占めます。

短歌の他には五・七の句を繰り返して、
終わりに七音を添えて結ぶ長唄(ながうた)
五・七・七・五・七・七の
旋頭歌(せどうか)が含まれています。

 

現在の和歌は、趣味で行われていますが
奈良時代平安時代にとっての和歌は
政治や宴会、恋愛などにおいても
欠かせない
生活の一部といえるものでした。

 

万葉集が成立した時代について

万葉集が成立時期は
759年(天平宝3年)以後と考えられています。

万葉集の編者は不明ですが、
大伴家持(おおとものいえもち)
万葉集の最終的な編集に
大きな役割を果たしたと考えられています。

 

万葉集と名付けられた由来は、
(よろず)の言の葉を集めたもの」とする説と
万世(よろずよ)に長く伝えるため」の
歌集という考え方の説があります。

 

 

主な歌人は次の人々です。

  • 額田王(ぬまたのおおきみ)
  • 柿本人麻呂(かきのかきのもとのひとまろ)
  • 山上憶良(やまのうえのおくら)
  • 山部赤人(やまべのあかひろ)
  • 大伴旅人(おおとものたびと)
  • 大伴持家(おおとものもちいえ)

 

仁徳天皇の代から奈良時代までの
歌が収められていて、7世紀から8世紀までの
政治や社会を知るうえでの貴重な史料といえます。

 

万葉集の代表作を紹介

万葉集(一) (岩波文庫)

ここでは万葉集の有名な
代表作を一部紹介します。

  • 柿本人麻呂の短歌
  • 山部赤人の短歌
  • 山上憶良の短歌
  • 小野老の短歌

柿本人麻呂の短歌【万葉集の代表作】

柿本人麻呂 全

(ひんがし)の 野にかぎろいの立つ見えて かえりみすれば 月かたぶきぬ

柿本人麻呂は飛鳥時代の歌人で、
三十六歌仙の一人で、歌聖(かせい)と呼ばれています。

 

山部赤人の短歌【万葉集の代表作】

赤人の諦観 (集英社文庫)

田子の浦に うち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ

山部赤人は奈良時代の歌人
三十六歌仙の一人です。

柿本人麻呂と共に歌聖と呼ばれています。

 

山上憶良の短歌【万葉集の代表作】

山上憶良 (1974年)

秋の野に 咲きたる花を指(および)折り かき数ふれば七種(ななくさ)の花

この山上憶良の短歌は
秋の七草の由来になったと言われています。

 

小野老の短歌【万葉集の代表作】

古典の叡智――老いを愉しむ (新典社選書 81)

おをによし 奈良の都は咲く花の にほふがごとく今さかりなり

奈良時代の貴族の小野老の歌で、当時
奈良の都が栄えていた様子を表しています。

 

最後に

マンガで楽しむ古典 万葉集

 

この記事では万葉集とは何か、
成立した時代や代表作について
なるべくわかりやすく簡単な言葉で解説しました。

 

 

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