長野県は中部地方に属する都道府県のひとつです。
大規模な山岳地帯があり、
第18回冬季オリンピックの開催地となりました。
この記事では
長野県の郷土料理や歴史なども簡単に解説します。
長野県の郷土料理一覧
- 信州そば
- 五平餅(ごへいもち)
- いもなます
- 鯉こく(こいこく)
- 塩いかの酢の物(しおいかのすのもの)
- こねつけ
- たけのこ汁(たけのこじる)
- 天寄せ(てんよせ)
- にらせんべい
- のたもち
- やたら
- えごの酢味噌あえ(えごのすみそあえ)
- おしぼりうどん
- 具だくさん味噌汁
- 鮭の粕煮(さけのかすに)
- 凍み大根のお田植えの煮物(しみだいこんのおたうえのにもの)
- しょうゆ豆(しょうゆまめ)
- 半ごろし(はんごろし)
- ひたし豆(ひたしまめ)
- 干しかぼちゃのえごま和え
- たなばたほうとう
- すんき漬け(すんきづけ)
- おやき
- 野沢菜漬(のざわなづけ)
- ほう葉巻(ほうばまき)
- 小鮒の甘露煮(こぶなのかんろに)
- 笹ずし(ささずし)
- やしょうま
- いなごの佃煮(いなごのつくだに)
参考:長野県 うちの郷土料理(農林水産省公式HP)
信州そばとは?【長野県の郷土料理(名物料理)】
信州(しんしゅう)そばとは、基本的に
長野県で作られるそばの総称です。
そば粉と小麦粉を混ぜ、水を加えて
水をまんべんなくいきわたらせてから
こね、伸ばし、切るという工程を経て作ります。
一般的に
そば粉が40%以上使われている物のみが
信州そばと名乗れます。
信州そばのような手打ちそばは、長野県の郷土料理として有名です。
信州そばの歴史
そばは高冷地が栽培に適しており、
その条件を満たす信州は昔から
良質のそばの名産地として知られていました。
寒冷地で火山灰土の多い長野県は
米作りに適さない土地が多く、
代わりにそば栽培が盛んにおこなわれ、
そばの食文化が発展していきました。
現在よく食べられている
麺線状のそば(そば切り)は
信州から始まったといわれています。
それ以前は
団子状の「そばがき」や「すいとん」
薄く焼いた「お焼き」、
「煎餅」などとして食べられていました。
善光寺参りに来る人々の
盛んな往来によって、国中にそばが伝わったのではないかと推測されています。
五平餅とは?【長野県の郷土料理(名物料理)】
五平餅(ごへいもち)とは、
伊那や木曽地方に伝わる
信州の代表的な郷土料理です。
粒が残る程度に半掲きにした
うるち米飯にタレをつけて
串焼きにしたものです。
五平餅の形で一般的なのは
「ぞうり型」又は「小判型」と呼ばれる
楕円形で、ご飯を平らな竹または木の串に
練りつけたものが多いです。
しかし、形も地域で多少異なり、
円形のものや、団子のように
小さい円盤型を複数、
串に刺したものなどもあります。
季節や地域により
タレは醤油または味噌、胡桃(くるみ)、
荏胡麻(えごま)、胡麻(ごま)など
油脂を含むものや木の芽、
柚味噌を合わせたりします。
五平餅の歴史
かつて上伊那地方では、
田んぼの仕事が一段落したころ
親戚の人たちで集まり
「五平餅会」が開かれていました。
世間話をしながらゆっくり時間をかけて
大人も子どももみんなで五平餅を作って
食べるという風習があったそうです。