滋賀県は近畿地方に属する
日本の都道府県のひとつです。
滋賀県は、日本一大きい湖である
琵琶湖がある県として有名ですね。
この記事では
滋賀県の郷土料理や歴史なども簡単に解説します。
滋賀県の郷土料理一覧
- 鮒寿司(ふなずし)
- ビワマス刺身(びわますさしみ)
- いさざ豆(いさざまめ)
- ごりの佃煮(ごりのつくだに)
- いとこ煮(いとこに)
- あめのいおご飯(あめのいおごはん)
- 小あゆの山椒煮(こあゆのさんしょうに)
- 丁稚羊羹(でっちようかん)
- じゅんじゅん
- 赤こんにゃく煮(あかこんにゃくに)
- しじみ汁(しじみじる)
- えび豆(えびまめ)
- 鯖そうめん(さばそうめん)
- 丁字麩のからしあえ(ちょうじふのからしあえ)
- 日野菜漬け(ひのなづけ)
- 打ち豆汁(うちまめじる)
- 湖魚の天ぷら(こぎょのてんぷら)
- 幸福豆(こふくまめ)
- 鯖の棒ずし(さばのぼうずし)
- ぜいたく煮(ぜいたくに)
- 豆腐田楽(とうふでんがく)
- 泥亀汁(どんがめじる)
- おあえ団子(おあえだんご)
- 近江牛の味噌漬(おうみぎゅうのみそづけ)
- くるみごぼう
- しょいめし
- 白菜のたたみ漬け(はくさいのたたみづけ)
- はす魚田(はすぎょでん)
- ひとかわすし
- 焼きもろこのどろ酢(やきもろこのどろず)
鮒寿司(ふなずし)とは?【滋賀県の郷土料理(名物料理)】
鮒寿司(ふなずし)とは日本古来の
代表的な熟鮨(なれずし)の一種です。
なれずしとは、魚の腹にご飯を詰めて、重石(おもし)をかけて味を調える鮨のことです。
滋賀県の郷土料理である鮒寿司は、
琵琶湖の大型の鮒、主にニゴロブナの
メスの卵巣以外の内臓を取り除いて、
そこへ塩を詰め、3か月ほど
重石をのせて漬け込みます。
その後、鮒を取り出してよく洗い、
ご飯に塩を混ぜたものを詰め、さらに
数か月から2年程漬け込んでから食べるという
非常に時間と手間をかける料理です。
発酵食品ならではの独特の匂いと癖がありますが、一部の熱狂的な愛好家が多数いるのも事実です。
鮒寿司の歴史
鮒寿司の歴史は、
なんと奈良時代まで遡り、
長屋王家木簡や二条大路木簡に
「鮒鮨」や「鮨鮒」という語があります。
また、平安時代の「延喜式」によると
近江国筑摩厨(滋賀県米原市)から
「鮒鮨」が貢納され、米と塩を用いて
作られていたことが分かっています。
ビワマス刺身(びわますさしみ)とは?【滋賀県の郷土料理(名物料理)】
「ビワマス」というのは、
サケ目サケ科に属する淡水魚です。
日本の琵琶湖にしか生息しないと
いわれる固有種です。
また、産卵期(10~11月下旬)には
大雨の日に群れをなして
河川を遡上することから、
アメノウオ(雨の魚)などとも呼ばれています。
大きいものだと60cm程に成長する
ビワマスは、刺身にすれば
鮮やかなサーモンピンクの身で
トロにも負けない上質な脂があり、口の中でとろけます。
他にも塩焼きや、ムニエル、
炊き込みご飯などでも
美味しく食べられますが、
流通量が極端に少ないので、
一部の料亭でしか食べることができない貴重な名物料理です。
ビワマスの歴史
ビワマスは
平安時代の「延喜式」によれば
当時は「阿米魚(アメノウオ)」と
呼ばれていたようです。
また、「倭名類聚抄」によると、
琵琶湖の特産のマスという内容の
記載があることから、平安時代には
存在していたと考えられています。