「しこたま」の語源や由来は何?

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「しこたま」の語源や由来
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「しこたま」の語源や由来は何?

柴犬

 

■「しこたま」の意味:たくさん、どっさり

 

「しこたま」の語源や由来について

「しこたま」の語源や由来については
はっきりと明らかになっていませんが
「しこためる」が関係するのでは?
と専門家の間では考えられています。

「しこためる」とは上方語で
「金品などをむやみにたくわえる」
という意味をもつ言葉でした。

※上方語(かみがたご):江戸時代以降に京都や大坂を中心に使われた言葉

 

そのほかにも
「しこたま」の語源や由来は
醜(しこ)と貯ま(たま)ではないか?
という説も考えられています。

  • 醜(しこ)の意味:厳つい(いかつい)様子
  • 貯ま(たま)の意味:貯まるのたま

参考文献:暮らしのことば 新 語源辞典

 

 

この「しこたま」という言葉は
江戸時代の資料の中でも登場します。

さういひなさりゃあ、しこたま買って上げやすは

引用:「東海道中膝栗毛」

東海道中膝栗毛 上 (岩波文庫 黄 227-1)

 

「東海道中膝栗毛」は十返舎一九の代表作で、
1802年から1809年にかけて出版された滑稽本です。
※1802年から1809年は江戸時代後期にあたります。

 

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