「たかをくくる」の語源や由来は何?

「たかをくくる」の語源や由来は何?
柴犬
「たかをくくる」の語源や由来について
「たかをくくる」の漢字表記は「高を括る」。
「たかをくくる」の語源や由来については
この漢字の意味を読み解くことでみえてきます。
「高を括る」の「高(たか)」とは
物の数や量を見積もったときの総額です。
「高を括る」の「括る(くくる)」とは
現在の意味と同じでまとめることです。
意味を直訳とすると
「見積り総額をまとめる」
という感じの意味になります。
そこから、せいぜいその程度だろうと
あまい予測をする際に使用されるように。
その後、「たいしたことはないと思う」
といった意味でも「高を括る」が使用され
現在の意味のように変化していきました。
江戸時代の作品である浮世草子の
「男色大鑑(なんしょくおおかがみ)」でも
「高をくくられ」という表現で使用されています。
折節買うてもらふ陰子にさへ高をくくられ、帯解かすまでの詫び事
男色大鑑
浮世草子(うきよぞうし)とは、江戸時代に誕生した文芸形式(小説)のひとつです。
浮世草子の形式で最初に書いたのは井原西鶴で
1682年に出した「好色一代男」が最初の作品となります。