ユネスコとは何か?【わかりやすく簡単に解説】
「ユネスコ」という言葉を
一度はテレビ、ニュースなどで
耳にしたことあるのではないでしょうか?
でも、ユネスコってどんな意味?と
聞かれると、答えるのが難しいですよね。
この記事では
ユネスコとは何かをわかりやすく簡単に解説していきます。
ユネスコとは何か?
“ユネスコ”とは何なのでしょうか?
辞書では以下のように書かれています。
ユネスコ【UNESCO】
国際連合教育科学文化機関
United Nations Educational,Scientific and Cultural Organizationの略称。教育・科学・文化を通じて国際協力を促し
世界の平和と安全に貢献することを目的とする、国際連合の専門機関。
頭文字をとって
UNESCO(ユネスコ)と呼ばれています。
簡単に言うと
国際的に活動を行う専門組織で
教育、科学、文化について取り扱っています。
本部はフランス共和国のパリに置かれています。
2018年時点では53か所の地域事務所があり
195か国がユネスコに加盟していて、
準一員としても10地域が参加しています。
ユネスコの活動について
ユネスコの行っている
様々な活動を簡単に紹介します。
- 世界遺産の登録と保護
- 義務教育、普遍的初等教育の普及
- 男女差別の解消
- 識字学習の促進
- 記憶遺産の登録
- 貧困の半減
- ミレニアム開発目標
私たちがよく耳にするのは、
「世界遺産の登録」だと思います。
日本では姫路城や厳島神社などの寺院や
富士山など、様々な場所が世界遺産に登録されています。
ユネスコ発足に至るまで
ユネスコは
1946年(昭和21年)11月4日に設立されます。
日本は1951年(昭和26年)、60番目に加盟します。
1954年まで毎年総会が開催されますが
それ以降は2年に一度の開催となります。
1980年代は、ユネスコの活動が
「政治化」していることなどが問題で挙げられ、
アメリカやイギリス、シンガポールなどが脱退。
1999年11月~2009年11月までの間、
松浦晃一郎氏が日本初の第8代事務局長を務めました。
第二次世界大戦がきっかけ
ユネスコは
第二次世界大戦がきっかけで
設立されたのです。
第二次世界大戦中にロンドンに逃れていた
次の諸国政府の文部大臣らによって
連合国文相会議が開催されます。
- ベルギー
- チェコスロバキア
- フランス
- ギリシア
- ルクセンブルク
- オランダ
- ノルウェー
- ポーランド
- ユーゴスラビア
この会議で、
戦争の破壊と荒廃によってもたらされる
教育や文化の発展への様々な問題を検討して、
「二度と戦争の悲劇を引き起こさないように」
という願いのもと、国際機構が設けられます。
そして1945年11月に
国際連合教育文化会議が招集されます。
そこでは44か国が出席して
ユネスコの施策、取り決めを起草して採択されたのです。
日本ユネスコ協会連盟とユネスコは別組織!?
日本ユネスコ協会連盟とユネスコは別組織です。
日本ユネスコ協会連盟は、
ユネスコの理念に基づいて
活動をしている日本の民間の組織です。
最後に
この記事では
ユネスコとは何かをなるべくわかりやすく簡単に解説しました。