厳島神社ってどんな神社?建てた人は誰?【歴史や見どころをわかりやすく解説】
厳島神社(いつくしまじんじゃ)は
広島県廿日市市の厳島(宮島)にある神社です。
厳島神社はどんな神社だったのか?
厳島神社を建てた人は誰なのか?
この記事では
厳島神社の歴史だけでなく
観光での見どころについても
わかりやすく紹介していきます。
厳島神社の歴史をわかりやすく簡単に
厳島神社の歴史は古く
1400年以上前にも遡ります。
なんと厳島神社が誕生したのは
聖徳太子が生きていた飛鳥時代と言われています。
言い伝えによると、安芸国(広島)宮島の有力豪族であった佐伯鞍職(さえきのくらもと)が「市杵島姫命(イチキシマヒメ)」という神のお告げを受け、推古天皇から許しをもらい、593年に現在の「御笠浜(ミカサノハマ)」に社殿を建立したのが、厳島神社の始まりです。
つまり、飛鳥時代の初期に厳島神社の起源があります。
その後時は流れ、
平安時代の末期頃から平清盛によって
厳島神社の名は日本中に広まることに。
なぜなら、平清盛は厳島神社を深く信仰していて
平清盛によって寝殿造が改築・造営されたからです。
さらに平清盛は鎧甲冑や美術工芸品を厳島神社に奉納していて、その中でも特に有名なのが国宝に指定されている「平家納経」です。
その後も天皇や多くの豪族などに厳島神社は崇拝を受けていましたが、1207年と1223年に2回火災に見舞われ、社殿が焼失してしまいます。
他にも土砂災害などの被害も受けますが、その都度、鎌倉幕府や室町幕府によって再建されていました。
戦国時代に入ると「厳島の戦い」が起こり、神様の島である厳島も戦場となりましたが、勝利した毛利元就が後に改築・修復しています。
そして、豊臣秀吉の崇敬を受けることとなり、さらに厳島神社の名前が全国に広まることとなります。
何度か倒壊・焼失などに見舞われますが、その都度厳島神社は修復され、1948年に厳島神社1350年祭が催されています。
厳島神社の見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
厳島神社の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
大鳥居【厳島神社の見どころ】
海の中に建つ漆塗りの大鳥居は
厳島神社のシンボルともいえます。
大柱は樹齢500~600年の
クスの自然木で造られています。
大鳥居が海の上にある理由は
昔から宮島全体が神様の宿る
御神体とされており、「神様が宿る
神聖な島の上には建てられない」ので、
海の上に建てられたと伝えられています。
本殿【厳島神社の見どころ】
厳島神社の本殿は、1571年に
毛利元就によって改築され、
現在、国宝に指定されています。
寝殿造となっており、日本一大きい社殿群であります。
市杵島姫(いちきしまひめ)、湍津姫(たぎつひめ)、田心姫(たごりひめ)の宗像三女神が祀られています。
最後に
この記事では
厳島神社の歴史や見どころについても
なるべくわかりやすく簡単に解説しました。
厳島神社の歴史に興味のある方や
厳島神社を観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。