雲仙という地名には、温泉そのものが刻まれています。
かつて雲仙は、温泉と書いてうんぜんと読まれていました。713年の肥前風土記にもその名が現れ、伝承では701年に僧・行基が温泉山を開いたとされています。千年以上の時を越えて、湯けむりの向こうに歴史が立ちのぼるような温泉地です。
そんな雲仙温泉を印象づけるのが、硫黄の香りと白く濁る湯。実際の雲仙温泉は硫黄を含む酸性泉で、旅館によって透明な湯から白濁した湯まで表情が異なります。
この記事では、自宅のお風呂で雲仙らしい温泉情緒を楽しめる入浴剤・温泉の素を紹介します。
雲仙温泉の入浴剤・温泉の素おすすめ2選
どちらも白濁した湯色と硫黄系の香りが特徴。湯船に広がる白い湯と温泉らしい香りが、いつもの浴室を少しだけ旅先へ近づけてくれます。
湯乃季 雲仙
雲仙温泉らしい雰囲気をシンプルに楽しみたい人におすすめなのが、湯乃季 雲仙です。
湯色は白濁、香りは硫黄。250g入りで約10回分使えるタイプなので、一度きりではなく、何度か雲仙気分に浸れるのも魅力です。
乳白色の湯に身を沈めれば、思い浮かぶのは雲仙地獄を漂う白い湯けむり。自宅のお風呂で、旅の余韻をゆっくり味わいたい日に似合う入浴剤です。
温泉の素 ゆやど雲仙新湯
雲仙温泉の宿、ゆやど雲仙新湯の名を冠した温泉の素です。
こちらも250g・約10回分で、湯色は白濁、香りはイオウ。ゆやど雲仙新湯には4本の自家源泉があり、その温泉情緒をイメージして作られています。
白くやわらかな湯色に、温泉地を思わせる香り。浴室の扉を開けた瞬間から、雲仙への小さな旅が始まるような一品です。
なお、本商品は温泉分析値をもとにブレンドした入浴剤で、源泉そのものを使用した商品ではありません。実際の温泉の泉質や効能を再現するものではなく、雲仙らしい雰囲気を楽しむための商品として選びましょう。
雲仙温泉らしさを楽しむなら硫黄の香りと白濁湯に注目
雲仙温泉といえば、山あいに立ちのぼる湯けむりと硫黄の気配。
入浴剤を選ぶときも、硫黄系の香りと白濁した湯色に注目すると、雲仙らしい温泉情緒を感じやすくなります。実際の雲仙温泉でも、硫黄を含む鉱泥によって湯が白く濁って見えることがあります。
香りは記憶の栞のようなもの。
以前に雲仙を旅した人なら、湯船から立つ香りが、地獄を歩いた日の空気まで連れてきてくれるかもしれません。
まとめ|雲仙温泉の入浴剤で自宅のお風呂に湯けむりの余韻を
雲仙には、700年代から語り継がれてきた長い歴史があります。
その時間を丸ごと自宅へ持ち帰ることはできなくても、白濁した湯と硫黄の香りなら、旅情の一片を湯船に浮かべることはできます。
雲仙温泉が好きな人はもちろん、硫黄の香りがする入浴剤や白濁タイプの温泉の素を探している人にも、今回紹介した2商品は選択肢になります。
一日の終わりに湯船へひとさじ。
遠い長崎の山あいから、白い湯けむりがそっと届くようなバスタイムを楽しんでみてください。
