嬉野温泉(うれしのおんせん)は
佐賀県嬉野市嬉野町にある温泉です。
九州屈指の名泉として知られ
「日本三大美肌の湯」でも有名です。
この記事では
嬉野温泉の歴史だけでなく
周辺の観光スポットも紹介していきます。
嬉野温泉の歴史について
その昔、
神功皇后が戦いの帰りに
この地に立ち寄った際に
河原に疲れた羽を浸した白鶴が、
元気に飛び立つ様子をご覧になります。
そこへ傷ついた兵士を入れてみたところ
温泉が湧いていた為、兵士の傷が癒えたそう。
それをおおいに喜んだ皇后が
「あな、うれしいの」と言ったことが
嬉野の地名の起源とも伝えられています。
江戸時代には長崎街道の宿場として栄えます。
その中で「和漢三才図会」や「江戸紀行」などに
嬉野温泉の様子が記されていて、この頃には
歓楽温泉として知られていたことが分かります。
その後も少しずつ温泉施設・旅館が建立され
今日の温泉街が形成されました。
現在、嬉野温泉は「日本三大美肌の湯」として多くの観光客が訪れています。
嬉野温泉周辺の観光スポットとは?
ここでは
嬉野温泉周辺の観光スポットを
紹介していきます。
シーボルトの足湯【嬉野温泉周辺の観光スポット】
「シーボルトの足湯」とは、
日本の西洋医学に貢献したドイツ人の
シーボルトが、この嬉野の地の温泉に
立ち寄ったことにちなんで名づけられた足湯場です。
メインストリート沿いにあり、
いつでも無料で入れるのが魅力の一つです。
血液の循環を良くして、肩こりなどにも効果的だそうです。
肥前夢街道【嬉野温泉周辺の観光スポット】
「肥前夢街道(ひぜんゆめかいどう)」では、
江戸時代に宿場として栄えた
嬉野の町を再現しています。
「忍者手裏剣打道場」「地獄めぐり」などの
遊び処もあれば、侍やお姫様の恰好になって
写真を撮る「扮装コスプレ写真館」や
当日持ち帰りのできる「らく焼き」などの
体験処など、内容は盛りだくさんです。
ぜひ、日本の江戸時代へタイムスリップしてみて下さい!
豊玉姫神社【嬉野温泉周辺の観光スポット】
「豊玉姫神社(とよたまひめじんじゃ)」は、
日本三大美肌の湯として知られる
嬉野温泉街の中心部に鎮座しています。
豊玉姫は昔から”海の神”、”水の神”そして
”安産の神”として崇拝されています。
神社の境内には豊玉姫の使いである
”なまず様”を祀った「なまず社」があります。
なまず様は入り口から鳥居をくぐって
奥へ進むと見えてくる白い陶器のような
なめらかで美しいお姿で祀られています。
美肌の願いを込めて「願い水」をかけて祈願してみると良いかもしれません。
最後に
この記事では嬉野温泉の歴史、
周辺の観光スポットも紹介しました。
温泉の歴史に興味のある方や
これから嬉野温泉へ行く方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。