「図星(ずぼし)」の語源や由来については
弓矢(ゆみや)の的(まと)が関係しています。
実は、もともとの「図星」の意味は
矢の的の中心に描かれた黒い点のことです。
弓矢をする際に的を狙うときは
中心の黒い点である「図星」を狙います。
そのことが由来となり
「図星=急所」という意味になり
そこから意味が派生していきます。
「急所」という意味に関連して
相手の考えていることを当てる時にも
「図星」が使用されるようになりました。
令和時代でも、「図星じゃん!」とか「いまの図星でしょ?」みたいな形で、日常会話でも頻繫に使用されていますね💡
相手の急所をつき、正しく言いあてる
といった感じの意味で図星は使用されます。
- 図星をさす
- 図星を突く
という文章もそういった意味になります。
江戸時代に松亭金水が書いた本である
「閑情末摘花(かんじょうすえつむはな)」の中でも
そういった形で「図星」という言葉が使われています。
何と差ひはあるめえね、と図星をさされて
閑情末摘花
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