郡上八幡城(ぐじょうはちまんじょう)は
岐阜県郡上市八幡町柳町にあるお城です。
郡上八幡城ってどんな城か？
誰が建てたものなのか？
この記事では天空の城、
郡上八幡城の歴史や城主だけでなく
観光での見どころについても
わかりやすく解説していきます。
天空の城「郡上八幡城」の歴史について
![日本の城 改訂版 47号 (郡上八幡城) [分冊百科] (カレンダー付)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61t9HRvSUvL.jpg)
天空の城「郡上八幡城」は
日本最古の再建木造城です。
現存する郡上八幡城は
昭和8年に再建されたもの。
この時は
天守閣・隅櫓・高塀が再建されます。
なぜかというと、
明治時代、1871年の廃藩置県に伴い
廃城令が出され、翌年から
石垣を残してすべて取り壊されたからです。
現在の天守は、
大垣城（岐阜県にあったお城）を
参考に模擬天守としては
全国的にも珍しい木造で作られたのです。
その後も
1982年に石垣の改修、
1987年に城郭の大改修、
1990年に高塀・隅櫓の改修
翌年には門扉取付工事も行われます。
木造4層5階建ての天守閣などは
郡上市重要文化財に、
一帯の城跡は県史跡に指定されています。
天空の城「郡上八幡城」の城主について
郡上八幡城の歴史をたどると、
戦国時代末期にまで遡ります。
1559年、遠藤盛数が
郡上八幡城の城主となります。
郡上八幡城は戦国時代末期の永禄2年(1559)、遠藤盛数が砦を築き、稲葉貞通、遠藤慶隆の興亡を経て大普請され、寛文7年(1667)、6代城主遠藤常友の修復によって幕府から城郭として認められるに至りました。
明治4年(1871)の廃藩置県とともに廃城となった城は、翌年から石垣を残してすべて取りこわされました。現在の城は、昭和8年(1933)、当時の大垣城を参考に再建され、木造4層5階建の天守閣等は郡上市重要文化財に、一帯の城跡は県史跡に指定されています。
引用：郡上八幡城
しかし遠藤盛数が最初に築いたのは、
砦と呼ばれる小さい規模のお城でした。
その後は稲葉貞通、遠藤慶隆の
盛衰を経てお城の大改修がされます。
そして6代城主の遠藤常友の修復によって
江戸幕府から城郭として認められるようになったのです。
天空の城「郡上八幡城」の見どころとは？観光前に要チェック！
ここでは天空城
郡上八幡城の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです！
天守閣【郡上八幡城の見どころ】
1933年に再建された天守閣は
大胆な吹き抜けの構造や
急な階段にその趣を感じさせます。
また、天守閣からの眺望も素晴らしく、
城下町が一望できる山城なので
四季折々の自然を感じることもできます。
紅葉・新緑【郡上八幡城の見どころ】
郡上八幡城は紅葉が映える城で、
特に秋の観光がおすすめです。
約100本のもみじなど紅葉広葉樹が多く
毎年11月上旬から下旬にかけては
ライトアップも行われています。
また、初夏には新緑につつまれた
郡上八幡城も楽しむことができます。
5月の一定期間では
新緑まつりを行っています。
天空の城を見るには？【郡上八幡城の見どころ】
天空の城の一つともいわれている
郡上八幡城。
立ち込める霧の中に
浮かぶようにお城が見え、
そこに朝日が差し込む瞬間は
まさに「天空の城」にふさわしい絶景です。
天空の城だけあって、
必ず見れるわけではなく
気象条件により異なるそうです。
- 湿度が高く放射冷却があるとき
- 朝方と日中の気温差が大きいとき
- 風が弱いとき
気象情報などで確認し、
もし見れそうであればぜひ
チャレンジしてみてくださいね！
最後に
天空城「郡上八幡城」の歴史や城主、
観光での見どころなどについて
簡単に分かりやすく解説しました。
日本のお城の歴史や城主に興味のある方や
郡上八幡城を観光する予定の方などにとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。