鵜戸神宮(うどじんぐう)は
宮崎県日南市にある神社です。
鵜戸神宮はどんな神社だったのか?
鵜戸神宮を建てた人は誰だったのか?
この記事では
鵜戸神宮の歴史だけでなく
観光での見どころについて
分かりやすく解説していきます。
鵜戸神宮の歴史をわかりやすく簡単に
鵜戸神宮の起源は、詳しいことがわかっていません。
鵜戸神宮には、彦火火出見尊と豊玉姫命の御子である、日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)が主祭神として祀られています。
一説によると、豊玉姫命が主祭神を産むための産殿を建てた場所が、この鵜戸だと伝えられます。
第10代崇神天皇の御代に、6神の神を「六所権現」と称して祀り、岩窟内に社殿を創建して鵜戸神社と称したと言われています。
その後、第15代桓武天皇の
783年には天台宗の僧と伝える
光喜坊快久が、勅命によって
神殿の再興と寺院の建立をし勅号を
「鵜戸山大権現吾平山仁王護国寺」と賜りました。
また宗派が真言宗に移ったこともあり、洞内本宮の外、本堂には六観音を安置します。
平安時代に入ると、
修験道の一大道場として
「西の高野」とも呼ばれる
両部神道の霊地として栄えました。
近代になり、明治維新とともに
権現号・寺院を廃して鵜戸神社となり
後に官幣大社鵜戸神宮に昇格しました。
今日も、全国各地からたくさんの参拝者が、この鵜戸神宮に訪れています。
鵜戸神宮の観光での見どころとは?観光前に要チェック!
ここでは
鵜戸神宮の見どころを
紹介していきます。
観光前に要チェックです!
御本殿【鵜戸神宮の見どころ】
御本殿は橋を渡り、
断崖絶壁沿いに設けられた
階段を下った岩窟にあります。
高さ8.5m、横幅38m、奥行29mの
岩窟に本殿が鎮座しています。
神話ではこの岩窟で、
豊玉姫命が山幸彦との
御子にしてこちらの主祭神である
鵜葺草葺不合命を産んだと言われています。
お乳岩【鵜戸神宮の見どころ】
お乳岩も鵜戸神宮で
有名なスポットです。
産後、岩窟から
離れなくてはならなくなった豊玉姫が、
両乳房を御神窟にくっつけて
行かれたと伝わっています。
いまもなお
絶え間なく清水が滴り落ち、
安産・育児を願う人々の
信仰の拠り所となっています。
鵜戸ヘゴ北限自生地【鵜戸神宮の見どころ】
ヘゴは、湿度の高い林の中を好む木生シダです。
高さは4mにも達するものがあり、
2mもある葉が四方に広がります。
鵜戸神宮北側の杉が混在する
自然林のくぼ地にある
「鵜戸ヘゴ自生北限地帯」は、
国の指定天然記念物に指定されました。
最後に
この記事では
鵜戸神宮の歴史や見どころについて
なるべくわかりやすく解説しました。
日本の神社の歴史に興味のある方や
これから鵜戸神宮を観光予定の方にとって
この記事が少しでも参考になれば幸いです。