卵焼きは、卵と調味料だけで作るシンプルな料理。だからこそ、使うフライパンの個性が、焼き色や口当たりにそのまま映ります。
鉄ならしっかり熱を入れながら香ばしく。銅なら熱を素早く伝え、やわらかなだし巻き卵に。
四角い小さなフライパンですが、朝食やお弁当では主役級の働きをしてくれる道具です。
今回は、日本製の卵焼きフライパン・玉子焼き器から、Amazonでも選びやすい鉄製を中心に、燕三条エリアのものづくりや本格的な銅製まで7商品を厳選しました。

日本製の卵焼きフライパンは鉄と銅、どちらがいい?
選び方は難しくありません。
長く使いたいなら鉄、だし巻き卵の仕上がりにこだわるなら銅を軸に考えると選びやすくなります。
鉄製は、使うほど油がなじんでいく素材です。新品が完成形ではなく、料理を重ねながら少しずつ自分の道具になっていくのが魅力。IH対応の商品も多く、毎日の卵焼きにも取り入れやすいでしょう。
一方の銅製は、熱の伝わりが速いのが特徴。卵液を入れたときの火加減が素早く伝わるため、水分をほどよく残したふっくらした玉子焼きを狙えます。
鉄は「育てる道具」、銅は「火を操る道具」。
お手入れの手軽さだけでなく、どんな卵焼きを作りたいかで選んでみてください。
日本製の卵焼きフライパンおすすめ7選
- リバーライト 極JAPAN たまご焼き 大
- 匠 マグマプレート 玉子焼き 中
- 和平フレイズ 千歳 鉄 木柄玉子焼 14×18cm
- ambai 玉子焼 角
- 藤田金属 使いやすいふわふわ玉子焼 中
- 中村銅器製作所 銅製 玉子焼鍋 12×16cm
- 丸新銅器 玉子焼 関西型 12cm
リバーライト 極JAPAN たまご焼き 大
「鉄を使いたい。でも、サビやお手入れが少し不安」という人にまずおすすめしたいのが、リバーライト 極JAPANです。
鉄に窒化処理と酸化処理を施すことで、一般的な鉄フライパンよりサビにくくしたシリーズ。購入後の空焼きも必要ありません。
鉄らしい丈夫さは残しながら、面倒な部分をひとつずつ軽くしたような使いやすさがあります。
大サイズは18×18cmの正方形で、厚みのある卵焼きを作りたい家庭にも使いやすい大きさです。
鉄製の卵焼きフライパンで迷ったら、最初にチェックしたい一枚です。
匠 マグマプレート 玉子焼き 中
鉄フライパンらしい焼き上がりと、扱いやすさのバランスがいいのが匠 マグマプレート 玉子焼き。
名前の由来でもあるマグマプレートは、鉄の表裏に細かな凹凸をつけた構造。凹凸が油の居場所をつくるように働き、油なじみをよくしています。日本製でIHにも対応しています。
見た目は昔ながらの鉄フライパンですが、中身にはきちんと工夫がある。
和平フレイズ 千歳 鉄 木柄玉子焼 14×18cm
新品のときより、数年後が楽しみになる。
そんな鉄道具らしい魅力があるのが、和平フレイズの千歳 鉄 木柄玉子焼です。
使い込むほど油がなじみ、焦げ付きにくい道具へと育っていく鉄製。14×18cmは家庭用として扱いやすく、日本製・IH対応です。
天然木のハンドルと黒い鉄の組み合わせも素朴で、流行に左右されにくいデザインです。
手頃な価格から、本格的な鉄の卵焼きフライパンを使ってみたい人に向いています。
ambai 玉子焼 角
実用品なのに、台所に置いた姿まで美しい。
ambai 玉子焼 角は、家具デザイナーの小泉誠氏が手がける日本製の鉄製玉子焼き器です。
鉄板の表面にはファイバーラインと呼ばれる細かな凹凸加工を施し、油なじみをよくして、こびりつきを抑えやすい構造にしています。直火だけでなくIHにも対応。
鉄と木を組み合わせた端正なデザインも魅力で、機能だけに寄りすぎない「道具としての美しさ」があります。
日本製・鉄製・デザイン性の3つを妥協したくない人におすすめです。
藤田金属 使いやすいふわふわ玉子焼 中
鉄フライパンへの入口を、ぐっと低くしてくれる一枚です。
藤田金属の使いやすいふわふわ玉子焼は、独自のハードテンパー加工によって、使い始めの面倒な空焼きや油ならしを不要にした日本製の鉄製玉子焼き器。IHにも対応しています。
鉄を使ってみたいけれど、本格的なお手入れから始めるのは少し面倒。そんな人でも取り入れやすいのが魅力です。
深さもあるため、卵焼きだけでなく、お弁当用の少量のおかずを焼くときにも活躍します。
毎日気兼ねなく使える日本製の鉄フライパンを探している人におすすめです。
中村銅器製作所 銅製 玉子焼鍋 12×16cm
だし巻き卵をふっくら仕上げたいなら、銅製という選択肢があります。
東京・足立区で銅製品を作る中村銅器製作所の玉子焼鍋は、職人によって仕上げられる日本製の銅製玉子焼き器です。
銅は熱が素早く広がるため、火加減の変化を卵へ伝えやすい素材。鉄とはまた違う、やわらかな焼き上がりを狙えます。
12×16cmなら大きすぎず、家庭でも扱いやすいサイズ。Amazonでも現在販売が確認できる定番候補です。
鉄が「じっくり付き合う道具」なら、こちらは火と卵の距離を近づけてくれる道具。
丸新銅器 玉子焼 関西型 12cm
燕三条エリアの金属加工品を探しているなら、最後に紹介したいのが丸新銅器の玉子焼 関西型です。
丸新銅器は、新潟県燕市で銅製厨房用品を製造するメーカー。玉子焼関西型は銅製の長方形で、内側には錫引きが施されています。
銅の素早い熱伝導を生かしながら、卵の水分を残して焼き上げやすい本格派。ガス火専用なのでIHでは使えません。
磨かれた銅色の姿には、一般的なフライパンとは少し違う、職人道具らしい凛とした雰囲気があります。
燕三条のものづくりや、本格的な国産銅製玉子焼き器に惹かれる人におすすめです。
日本製の卵焼きフライパンで、毎日の一品をもっとおいしく
毎日のように作る料理ほど、いい道具の恩恵を何度も受けられます。
扱いやすい鉄製ならリバーライト 極JAPAN、コストパフォーマンスなら匠 マグマプレートや千歳、デザインまでこだわるならambaiが有力候補。
ふっくらしただし巻き卵を追求するなら、中村銅器製作所や丸新銅器の銅製玉子焼き器も魅力的です。
卵焼き器は、台所の中では決して大きな道具ではありません。
けれど、朝の卵焼きがきれいに巻けるだけで、お弁当箱を開けたときの景色まで少し整います。
長く使える日本製の一枚を選んで、いつもの卵焼きをもっとおいしく焼いてみてください。



